【アパレル業界】外資系ラグジュアリーブランドへ転職する為の方法

アパレル業界で”キャリアアップ”する為に考えられる手段として、大手外資系ラグジュアリーブランド企業への転職が有効な手段です。

今回は私の実体験をもとに、ラグジュアリーブランドへの転職を成功させる為の方法をご紹介します。

私は、国内の大手アパレルメーカーに新卒で営業として入社し、外資系インポートブランドを経て、最終的に外資系のラグジュアリーブランド営業として内定をもらいました。

私の転職の目的は一つ、給与アップです。
アパレルのラグジュアリー企業は経験や能力次第で100万以上の年収アップも目指せる業界です。
実際平均年収程度だった私も、ラグジュアリーブランドから内定をいただいた際は、250万アップの給与条件を提示してもらいました。

不況と言われるアパレル業界の中でも外資系ラグジュアリー企業は関係ありません。
給与アップを考えている方は、大手ラグジュアリーへの転職を一つの手段として考えてみて下さい。

今回ご紹介する内容は、全て私の実体験を基にしていますので、リアルな情報です。
私が転職活動を始めた時は何も情報がなく、何が正解か分からず不安で一杯でした。沢山失敗しました。しかし、失敗を繰り返す中で私なりの上手くいく転職方法を身につけました。

僕の転職ノウハウを余すことなく詰め込みますので、これから転職活動を始められる方、外資系企業に興味をお持ちの方のお役に立てれば幸です

それでは早速転職の流れとその対策をご紹介していきます。

新卒・未経験での入社は難しい

販売職を除いて、ラグジュアリーブランドが求める人材は、各職種のエキスパートです。

つまり、【即戦力】を求めています。

ラグジュアリーブランドでポテンシャル採用などは基本的にありません。その為、未経験で応募してもまず受かりません。

新卒の場合も、多く企業がほぼ販売職の募集しかしていないので、いきなり内勤からキャリアをスタートさせる事は難しいです。

インポートブランドの場合、内勤スタッフはほぼ中途採用者で構成されています。

急がば回れ

まずは、志望企業の応募条件を本当に満たしているのかを確認してください。

もし満たしていないようであれば一旦諦める事が必要です。自分に足りないスキルや経験を学べる企業に、まずは入りましょう。

冒頭でお伝えしたように、僕自身も国産ブランド⇨中堅インポートブランドを経て、ようやく大手ラグジュアリーブランドから内定をもらう事が出来ました。

 

大手ラグジュアリーブランドの求人は”超希少”です。滅多にポジションが空かない上のでライバルも非常に多いです。ライバルを蹴散らして内定を勝ち取る為には、時間が掛かるとしてもそのポジションに見合う経験やスキルを身に付ける事が内定を勝ち取る為の一番の近道です。

 

まずは中堅ブランドを狙う

LVMHやケリンググループなどに属しているラグジュアリーブランドは中々求人が出ませんが、中堅ブランドのプラダやジミーチュウ、バーバリー、ケイトスペード、フルラ(例です)など単体で運営している企業は割と入れ替わりが多いので狙い目です。

まずはそこで外資系の働き方を身に付け、ラグジュアリーを目指しましょう。

ステップアップの為の企業もちゃんと選ぶ

外資系企業だからといって、どの中堅ブランドを選んで良いわけではありません。

最終的に目指す企業がどのランクのブランドなのか?競合ブランドはどこなのか?を調べそれに近いブランドを選んでください。

ランク・競合店が分からない場合は、百貨店のフロアマップをみれば分かります。

百貨店は、競合店・同じジャンルのブランドを同じフロアやエリアに固めています。

取り扱う商材を決める

自分がどの商材を専門的に取り扱うのかも、ある程度決めておく事も大事です。

商材が同じであれば転職後も取引先が被る可能性があります。取引先が被れば即戦力としてもアピールできます。

また、外資系企業はそもそもアパレル・ハンドバッグ・宝飾で部隊が異なります。ハンドバッグを扱ってきた人が、アパレルの募集に応募してもハードルが高いです。

アパレルでやっていくならアパレル、ハンドバッグでやっていくならハンドバッグ、宝飾なら宝飾とブレずにやっていった方が、即戦力となり得るのでお勧めです。

短期決戦を心掛ける

転職をしたことがある方であればお分かりだと思いますが、転職活動は体力精神をとても消耗します。

在職中であれば時間的制約もあるので長引けば長引くほど、体力・精神は弱っていきます。
そうなると本業も疎かになる上に、ネガティブ思考になり転職活動自体も上手くいかなくなります。
私自身も転職期間中、合否の連絡ばかり気になってしまい、常にイライラ状態。公私共に精彩を欠き、周りにとても迷惑を掛けてしまったと反省しています。

だらだら転職活動を続けるのではなく、短期決戦で内定までの最短距離を駆け抜けましょう。

応募方法

まずは応募になりますが、自主応募転職エージェントの2択で進めます。
基本的にはエージェントを通して転職活動を行う事をお勧めしますが、まれに自主HPにしか求人を出していない企業も存在するので、気になる企業がある場合は必ず企業の採用ページを確認してください。それ以外は転職エージェントを利用します。

転職サイトの利用も考えられますが、ラグジュアリーブランドの転職の場合のみ、使用する必要はないと思います。
経験上になりますが、大手ラグジュアリーブランド企業が転職サイトに求人を載せているケースは少ないです。
それに加え、転職サイトへの登録は細かい情報を入力しなければならず、かなり時間を消費します。
そこに時間を使うよりも履歴書職務経歴書作成面接対策に時間を使うべきです。

ただ、特定のブランドが決まっておらず幅広く求人を探したい方や、販売職の求人数は多いので販売職希望の方は転職サイトへの登録もありだと思います。

エージェントを使うべき理由

転職に慣れていない限り自主応募は避けて、基本的にはエージェントを通して転職活動を行った方が無難です。

【転職は転職のプロに任せませましょう!】

よく自主応募の方が企業にとっては採用経費が掛からないので、自主応募者を優先すると耳にしますが、それは資金力のない中小企業がする事です。

ラグジュアリー企業が求める人材は何よりも“即戦力”です。
目先の採用経費を惜しむことはしません。良い人財であれば、コストが掛かろうが積極的に採用してくれます。
また、アパレル業界はアパレルに特化したエージェントが多数存在するので、各企業の採用担当者とダイレクトにコンタクトを取れるエージェントがいます。
一般的な求人サイトに載っていない案件も持っている場合も大いにあります。
特定の希望企業があるならば、そのコネを持つエージェントを探すのも一つの手です。
エージェントは成功報酬を企業から取るシステムなので、内定まで導かなければ自身も金にならないので本気です。成果の確率を上げる為、企業が求める人材であれば事前に“我々求職者を積極的に売り込んでくれます”。
そうなるとグッと書類通過率が高くなります。
また、各企業の面接傾向の情報も持っているので、事前に対策を練り面接に臨むことが出来ます。

現在私は人事の仕事をしており、企業の人事とエージェントとの結びつきの強さを実感しています。求職者がエージェントを頼るように、人事もまたエージェントを頼ります。

毎回良い求職者を紹介してくれるエージェントとは特に結びつきは強く、ポストに穴が開いた場合はこんな人材を探しているとまずその人に依頼します。正直どこの誰かも分からないエージェントに紹介された人よりも、信頼しているエージェントに紹介された方を優先します。

そういった各企業の人事とコネのあるエージェントと出会うことが出来れば、転職活動を断然楽に進めることが出来ます。

アパレル業界でお勧めのエージェント

アパレル業界で企業との強いパイプを持つお勧めのエージェントをご紹介します。

クリーデンス

クリーデンスはアパレル業界の転職では必ず利用すべきエージェントの一つです。何故ならば保有している案件数が断トツに多いからです。
エージェントの質も高く、対応が良いので安心して任せられます。

アパレル業界で転職経験のある人であれば、大抵の人が使った経験があるはずです。

まずはクリーデンスに登録する事で、幅広い企業や職種の案件をもらえる土台を作ります。
クリーデンスの詳細についてはこちら!

アズール&カンパニー

私が一番信頼しているエージェントです。大手外資系・ラグジュアリーブランドの求人はほとんどアズール&カンパニーに紹介してもらいました。

取り扱い案件数はクリーデンスには敵いませんが、アパレルの中でもラグジュアリー業界に特化したエージェントです。

アズール&カンパニーの強みはアパレル業界だけでなく、高級消費材全ての業界に強い事です。

ジュエリーやコスメ、食品などの多方面のラグジュアリー業界に強く、各業界ごとに担当エージェントが存在し、素晴らしい案件を紹介してくれます。

LVMHやKeringなどの大手グループ企業から、単独企業であるChanelやHermesなどの企業まで、ラグジュアリーの案件は随一だと思います。

企業の採用担当者とのコネクションも強いので、優先的に紹介してくれます。
また、アパレル以外の業界もスキルや経験に合わせて紹介してくれるので興味の幅が広がりました。
ラグジュアリー企業とのコネクションの強みラグジュアリーブランド求人数は群を抜いているので、クリーデンスに登録した後にプラスして登録する事を強くお勧めします。

公式サイト
http://www.azureweb.jp/

Fashion HR

Fashion HR自体はエージェントではありません。
各エージェントの持っている案件をまとめている求人サイトになります。

気になる案件に応募するとその案件を持っているエージェントに繋がる仕組みになっています。

クリーデンスとアズール&カンパニーで取りこぼした求人をここで拾います。

希望職種や企業タイプも絞って探せるので、こちらも登録しておくことをお勧めします。

公式サイト

自主応募のメリットは?

転職に慣れており、企業とのやり取りや条件交渉が苦ではなければ自主応募も一つの手です。

エージェントを介する時間を省き、直接企業と話を進められるので、最短ルートで転職を進める事が出来ます。
また先ほども触れましたが、エージェントが持っていない求人を企業HP内で募集していることもあります。

志望企業が決まっている場合は必ず採用ページの確認をして下さい。

履歴書と職務経歴書の書き方と対策

外資系企業に応募する場合は履歴書と職務経歴書はもちろんの事、英文レジュメが必要になります。

履歴書
は項目に従って一般的な書き方で問題ありません。

職務経歴書はダラダラと書くのではなく、会社説明滞在期間仕事内容実績自己PRを簡単にまとめて2枚以内で書いてください。
実績は出来る限り数値で表してください。
“〇〇をした結果予算比〇〇%獲得”のような書き方で簡潔に書きます。
現職での仕事内容は企業の募集要項に書いてある”求める人材””任せたい仕事”を確認し、それに合わせて記入します。企業が求める仕事内容に合わない経験は省きます。
簡潔に、“今までの経験があるからこの仕事が出来ます”と伝わるようにしてください。
最後に自己PRを3、4項目に分けて書いてください。
これも必ず募集要項の”求める人材”に沿って書いてください。

英文レジュメはさらに簡潔に1枚にまとめて書きます。
以下の項目にまとめれば良いです。
(例)は私が書いたものなので、あくまで参考程度にしてください。

英文レジュメ例
(例)
To obtain a challenging position in the retail operations sector where my extensive experience can be utilized.
SUMMARY(今までの概要)
(例)
6 years experience of retail operation in fashion industry.
WORK EXPERIENCE(職歴)
(例)
2015-present○○, Tokyo, Japan Retail Operation Section
・Managing the 10 retail shops.
・Drawing up the monthly event and sales promotion.
・Motivated the shop member by setting each shop plan in accordance with organization goals.EDUCATION(学歴)
最終学歴だけで大丈夫です。ADDITIONAL INFORMATION(スキルなど書きましょう)
(例)
・ TOEIC 850
※Using English by business
・ Proficient in Microsoft Office, especially Excel, Word and PowerPoint.
OBJECTIVE(目的)

書き終わったら、エージェントに確認してもらいましょう。
先ほど紹介した2つのエージェントであれば、添削まで面倒を見てくれるます。

面接の流れと対策

面接の流れや質問内容などはどこもほとんど変わりません。ある程度パターン化してしまえば問題ありません。いきなり本命を受けるのでなく、必ずいくつか面接を受け、慣れておくことも重要です。

流れ

外資系面接でよくあるパターンは、

1. 人事担当者と面接
2. 現場責任者と面接
3. 日本法人の責任者と面接(経験上あまりありません。)
4. 本国の責任者と面接

になります。

人事と現場責任者との面接は、一般的な企業とほぼ同じです。
面接慣れしている人には問題ないと思います。合うか合わないかだけです。

対策

私はあがり症なので、面接前は何度も口に出して練習しました。
聞き方は異なっても、質問の本質はだいたい同じなので、話すことをパターン化しておくことで楽に返答出来るようになるはずです。

ラグジュアリーブランドの面接で大事なことは、売場の情報”を知っておくことです。
外資系のブランドを展開する日本法人は言ってしまえば、本国の“販売代理店”です。売れなければその存在価値はなくなります。
そういった理由から日本法人は、特に”売場”を大事にします。
売場を知らずして、チーム一員になることは出来ません。
情報をネットで収集するだけではなく、必ず面接する企業のブランドが入っている店に直接足を運んで接客を受けてください。
そして何が良かったか、または何がダメだったかを話せるように“ネタ作り”をしてから面接に臨んでください。

私は必ず面接前は数店舗訪れ、実際に接客してもらい、接客をしてくれた人の名前を覚えておきました。
そして面接の際に○○店のあの人(個人名)の接客が素晴らしかった!(逆にダメだった点も)と具体的に話せるようにしてから行きます。
そこまでやると大体食いついてくれるので、話も盛り上がります。

※私の手段ですので、絶対成功する手段とは言い切れませんが。

日本での面接を無事通過する事が出来た後は、本国の責任者との面接になります。

面接は当然、英語】になります。
本国の責任者との面接は、電話かテレビ電話などですること場合が多いです。

英語が堪能な人は問題ないと思いますが、苦手な方は必ず
自己紹介・自己PR・志望動機・職歴・実績・スキル
は話せるようにしてください。
お勧めの対策は、一度話すことを書きだし、何度も口に出してイメージトレーニングを行います。
そしてある程度口から自然に出るようになったら、DMM英会話など安い英会話レッスンを使って実際に海外の方を相手に練習します。そうする事で、英語慣れしますので緊張もほぐれるはずです。ぶっつけ本番だけは避けて下さい。

ちなみにDMM英会話を使う場合は、話す内容を事前に決められるので、”英語面接の練習をしたい”と前もって伝えて下さい。そうすれば先生が面接役をやってくれるので良い練習になります。

今なら2回分の無料体験レッスンが受けられるので、2回分練習してしまいましょう。
2回では不安な方はスタンダードプランの一日25分レッスン×31回が5,980円で申し込めるので一か月対策してもいいのではないでしょうか。
クレジット払いでなくポイント払いの方が、一か月分終わった時点ですぐに辞められるのでお勧めです。
僕はポイント払いで実際にやっていました。
スカイプ通話なので、テレビ電話での面接形式と近く実戦形式で練習できたので、本当に役に立ちます。

まとめ

私は面接が大の苦手なので沢山失敗しましたが、この方法で憧れのラグジュアリーブランドから内定をもらうことが出来ました。

一度上手くいけば、『この方法やれば大丈夫!!』と自信が生まれ、自然と他の面接も上手くいくようになります。
面接は”縁”なので絶対確実という方法はありませんが、何から始めていいか分からないという方は、一度この方法を試してみてください。
その中できっと自分に合ったより良い方法が見つかると思います。

貴方の転職が上手くいくように陰ながら応援しております。

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