アパレル業界の転職|他業界からは可能か?その可能性を考察する

アパレル業界は他業界出身の方が非常に少ない業界です。その原因と転職が出来る可能性を考察していきます。

今までのアパレル業界で働いてきた経験を活かし、アパレルの仕事内容や給与の事、そして転職やキャリアアップについて書いてきました。
そんな中、私の記事を参考にしてくださり、他業界からアパレル業界への転職を考えて下さった方がいらっしゃいました。その方は『アパレル業界への転職は難しい』と仰っていました。
私は今まで、アパレル経験者が同じアパレル内でのキャリアアップや転職については書いてきましたが、他業界からアパレル業界への転職については見落としていました。

一体なぜアパレル業界への転職は難しいのでしょうか。

アパレル業界の転職|他業界からは可能か?

アパレル業界は、特殊な業界であり、ある意味とても保守的な業界であると思います。
クリエイティブな業界ではあるので、一見最新の技術や考えを真っ先に取り入れ、進化しているように思えますが、実際は全くの逆で、とてもステレオタイプでアナログな業界です。
その為、変化に弱く新しい事に対する対応力がありません。それは人に対しても同じです。穴が開けば同じような人を入れるという繰り返しで、無難な人事を続けています。
思い返せば、私がアパレル在職期間中(およそ10年程度)に、他業界から転職してきたという方はほんの一握り、数える程度しかいませんでした。

なぜ少ないのか


他業種からの受け入れが少ない理由としてまず2つの原因が考えられます。

仕事の専門性が高い

他業界出身者が少ない理由は、アパレル業界の職種(販売を除く)はアパレル特有の仕事が多いからだと考えられます。
企画職(デザイナー)やパタンナー(縫製)などは服飾専門学校を出ていないと、難しいのは誰もが分かると思います。
それ以外では、営業・広報・MD・VMD・DB・生産などがアパレルの代表的な職種ですが、アパレル関係者以外の方で、営業と広報以外の職種が何の職種なのかも分からないのではないでしょうか。
聞き馴染みのある【営業職】ですら、世間一般の営業職とは仕事内容が異なります。一般企業の営業は、自社の製品を売り込む事が一般的な仕事だと思います。
アパレルの営業の仕事は、自社の製品を取引先に紹介はしますが、自分たちが実際に売り込むことはしません。アパレル営業のメインの仕事は、”ショップマネージメント””百貨店などの取引先との折衝”になります。
その他の職種についての説明は細かく書きませんが、アパレルの職種の多くが一般企業との仕事内容にズレがある為、外部から採用がをせずに経験者を優遇するのです。

募集枠がそもそも少ない

次に、アパレルの本社勤務がとてもタイトな人員で構成されている事も原因の一つです。
アパレルはお店があってなんぼなので、販売スタッフには人件費を割きますが、内勤スタッフは必要最低限のギリギリの人員体制で回しています。
ギリギリラインを割るまで募集をかけないので、求人自体とても少ないです。その上仕事が専門的なので、他業界から人を入れる余裕もありません。
そして今まさにアパレル業界は大不況。例え入れたくてもその体力が残っていないのです。

他業種出身者が入りやすい職種

専門性の高さや、人員体制の理由から他業界からアパレル業界への転職はハードルが高い事がお分かりいただけたと思います。
ただ他業種からでも受け入れている職種も存在します。

EC(electronic commerce)

インターネットの普及により、実店舗だけでは売上が確保できない時代になっています。買い方が大きく変わりました。
多くの人がZOZOTOWNで商品を購入し、お店に来たとしてもZOZOTOWNで買う前に『サイズ感だけ確かめに店に来る』なんて事が当たり前になっています。
ZOZOTOWNで利益を取られるのであれば、自社サイトで100%利益を出した方が良いので、当然どこのメーカーも自社独自のECサイトを立ち上げるようになりました。
ECは今までのアパレルにない分野ですので、内部の人間だけではとても運営できません。外部からその手の分野に明るい方を迎え入れ、新しい部署を立ち上げるようになっています。
結果、EC部(課)は他業種出身者が自然と多く、受け入れも柔軟になっています。

マーケティング

今の時代、ブランド力や知名度だけで商品が売れる時代ではなくなりました。以前はある程度人気のあるブランドであれば、接客せずとも勝手に商品が売れていく時代でした。
いつ・どこで・誰が購入しているのかを細かく分析し、自分たちのターゲットを明確にし、そのターゲットが好む商品を作り、陳列し、お店にお呼びしなければお客様は見向きもしません。
その為にマーケティングは非常に重要な要素になっています。
一昔前までは、マーケティングなんてよっぽどの大手でなければ見かけませんでしたが、今では中小企業でもマーケティング部署(課)が出来てきました。EC同様新しい分野なので、こちらも外部からマーケティングに明るい方を迎え入れています。
実際、他業種出身の方でも知識や実績があればマネージャーやディレクターに抜擢するケースも珍しくありません。

管理部門

ここでいう管理部門とは、人事・労務・総務・庶務・経理などの事務系の仕事を指します。
これらの職種は、いくら業界が違ってもやる事は同じです。もちろん経験は必要ですが、一般企業で勤めてきた方が中途で入ってくることは珍しくありません。逆にアパレル業界の管理部門で働いていた人が一般企業に転職していくことも多いです。
また管理部門には(会社によってやっている事はことなると思います)商品管理という部署(課)が存在します。商品管理部はその名の通り商品の在庫の管理やオフィス・ショップ共にコンピューター系(レジ・システム・POS・パソコン・サーバーなど)の管理を行っています。商品管理もアパレルの知識や経験がなくても、外部からも入りやすい職種です。

まとめ

アパレル特有の職業(営業・MD・VMD・DB・生産など)は他業種からの転職のハードルは高い。
新設部門(ECやマーケティングなど)は外部から人を取り入れている
管理部門は経験者であれば問題なく入社できる。

アパレル特有の仕事に就くには、やはり新卒か第二新卒から入らなければ途中からの転職は難しいと思います。
もし、中途でアパレル業界を目指すのであれば、ECやマーケティング、あるいは管理部門が狙い目かもしれません。(いずれにせよ知識・実務経験は必須)

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