【記事の内容】
✓アパレル営業の年収ってどれくらい?
✓日系よりも外資系の方が給与は高い
✓アパレル営業の年収を上げるには
こんにちは。
サラリーマン副業家のエルバス(@elbaz_side_job)です。
ぼくは前職までアパレル業界で営業をしていました。
日系企業から外資系企業に転職し、最終的には大手ラグジュアリーブラントから内定をもらいましたので、それぞれの給与事情を把握しています。
※ラグジュアリーブランドは内定だけで辞退しました。
とはいえ、キャリアの重ね方次第では高額報酬を得ることも可能です。
CONTENTS
アパレル営業の年収ってどれくらい?
営業 | MD | 販売 | 一般の平均年収 | |
25-29歳 | 376万 | 390万 | 301万 | 361万 |
30-34歳 | 449万 | 484万 | 328万 | 407万 |
35-39歳 | 478万 | 523万 | 358万 | 442万 |
※営業から販売までは、CREDENCE、一般の平均年収に関しては、Career Picksを参照しています。
グラフを見ていただければ分かるように、給与が低いイメージのあるアパレルですが、営業の年収は一般的な平均年収と比べてもさほど変わりません。
また、アパレルの職種の中でも、花形(デザイナーなどの専門職を除く)であるMD(マーチャンダイザー)と比べても大きな差はありません。
販売職よりは遥かに良い条件です。
アパレル営業職は給料が良いとは言えないものの、一般的な平均年収程度は稼げる職種です。
労働に給与が見合わない
アパレル営業の平均年収はそこまで低くはないものの、労働に対する対価が見合わないのが現状です。
仕事は多岐に渡り、日系企業においては多職種との兼務もあります。
そんな感じで働いていると、残業100時間は余裕でオーバーしますし、販売応援などで休日も駆り出されるので、仕事量に対して給料が見合いません。
よく言えば、やりがいのある仕事ですが、『お金が全て』という人にはおすすめできる職種ではありません。
アパレル営業の仕事内容については下記の記事に詳しくまとめています。
日系よりも外資系の方が給与は高い
エルバスの給与推移
- 20代前半 350万(日系企業)
- 20代後半 450万(外資系企業)
- 30代前半 600万(ラグジュアリーブランド)
※ラグジュアリーブランドに関しては提示額
新卒で入社した会社は一般的な給与水準でしたが、20代後半で転職した外資系企業では450万程度まで上がりました。
そしてその後、外資系大手のラグジュアリーブランドでは更に上がり600万程度の条件をもらいました。
すべての会社がそうとは言えませんが、日系企業<外資系企業<ラグジュアリー企業の順に給与水準が上がっていきます。
日系企業のアパレルは現状厳しい
ともに新卒で入社し、日系企業に残った同期は、30代前半で年収400万円程度でした。
平均年収ベースではあるものの、昇給はほぼなく、業績が厳しく賞与も出ない状態で、寸志しか出ないと言っていました。
今、日系企業は非常に厳しい状況です。
大手のオンワードや三陽商会は、早期退職者を募り、日本のセレクトショップの先駆けとして有名なサンヤマモトは倒産に追い込まれました。
今後さらにこのような会社が増えていくことが予想されます。
アパレル営業で年収を上げるには
アパレル営業に限らず、アパレル業界で給与を上げるには、以下の2つの方法が有効です。
- 転職して給与を上げる
- 大手ラグジュアリー企業に入社する
アパレル業界は実力主義です。
年功序列を期待して、1社で頑張っても給与は中々上がりません。
昇給を待つよりも、条件の良い企業に転職した方が、確実に年収を上げることができます。
そして、最終的に大手外資系のラグジュアリーブランドに入ることがアパレルで年収を上げる1番の方法です。
転職を繰り返して年収を上げていく
一般的には転職回数が多いというのは、あまり良いイメージを持たれませんが、アパレル業界においては別です。
仕事内容はどこもさほど違いはないので、競合他社で実績を残してきた人材は即戦力として歓迎されます。
実際、アパレルの中でも良い給与をもらっている人の多くがジョブホッパー です。
大手外資系ラグジュアリーブランドを目指す
転職は大事ですが、やみくもに転職を繰り返しても意味がありません。
景気の悪い日系企業を転々としても年収をあげることは出来ません。
目指すは、ルイヴィトンのLVMHやグッチのケリンググループなどの大手ラグジュアリー企業です。
これらの企業は、母体がしっかりしているので、経営が安定しています。
また、定番商品を主戦力としているので流行に左右されず安定した売上を確保しています。
ラグジュアリーブランドのマネージャークラスになれば、1000万以上の年収を得ることが可能です。
ラグジュアリーブランドに入るには
ラグジュアリーブランドへの転職は狭き門です。
それ相応のスキル・経験が求められるので今までのキャリアの中でどれだけ実績を残してきたかが重要です。
また、今までの取り扱い商材や取引先が異なると戦力外として書類すら通りません。
たとえば、同じアパレルでも日系企業の安価なブランドの営業からラグジュアリーブランドの転職は商品単価難しいです。
そのため、ラグジュアリーブランドの営業として見合うキャリアを形成する必要があります。
日系の安価ブランドの営業がキャリアのスタートであれば、
日系安価ブランド
↓
外資系のハイブランド
↓
ラグジュアリーブランド
のようにキャリアを積んでいく必要があります。
詳しいラグジュアリーブランドへの転職方法は下記の記事にまとめています。
転職エージェントの利用はマスト
アパレル業界の転職においては、アパレルに特化した転職エージェントの利用はマストです。
理由は2つです。
- コンフィデンシャル案件を抱えている
- 情報収集のため
外資系企業やラグジュアリーブランドは、コンフィデンシャル案件としてエージェントを介して求人を募集することが多いです。
そのため、人材紹介会社に登録しておかなければ求人すら見つけられない可能性が高いです。
また、そもそも求人が出ること自体稀なので、ポジションに空きが出次第すぐに連絡をもらえるように、日頃からエージェントとやり取りしておくことが必要です。
以上の理由からエージェントの使用はマストと言えます。
念のため、アパレルの転職で登録すべきエージェントをまとめておきます。
業界最大手の『クリーデンス』
コンフィデンシャル案件を多く持つ『ファッショーネ』
ラグジュアリーに特化した『アズール&カンパニー』
まとめ|目指せ1000万円プレーヤー
✓アパレル営業の年収ってどれくらい?
✓日系よりも外資系の方が給与が高い
✓アパレル営業の年収を上げるには
についてまとめました。
アパレル営業職の平均年収はあまり良いとは言えませんが、やり方次第では、それ以上の年収を得ることも可能です。
転職しながらキャリアアップし、大手外資系のラグジュアリーブランドのポジションを勝ち取ることが出来れば、1000万越えの年収も夢ではありません。
憧れのアパレル業界で営業職として働きたい。
ただ、アパレルって給料低いイメージだし、営業は内勤とはいえあまり良くないのかな?
生活もあるし、やりがいだけじゃキツイ。
アパレル営業の年収とか給料が良い企業なんかが分かれば知りたいな。
誰か詳しい人教えてくれないかな?