【記事の内容】
✓良い転職エージェントの選び方
✓賢い転職エージェントの使い方
✓おすすめの転職エージェント
こんにちは。
企業の採用担当を10年間続けているエルバス(@elbaz88518231)です。
日々転職エージェントとやり取りしているので、各人材会社の良し悪しや得手不得手などは熟知しています。
また、ぼく自身も転職経験が3回あり、その都度転職エージェントを利用してきました。
CONTENTS
失敗しないエージェントの選び方
まずは良いエージェントの選び方をご紹介します。
採用担当を10年続けているぼくが良い転職エージェントの見分け方を教えます。
1.求人票以外の情報を持っているか
2.面接に同行するか
3.面接後にダメ出しをするか
4.求職者視点に立ってキャリアを考えているか
5.企業側とパイプを持っているか大手だけが良いエージェントな訳ではありません。
— エルバス@サラリーマン副業家 (@elbaz88518231) November 10, 2019
- 求人票以外の情報を持っているか
- 面接に同行するかどうか
- 面接後にダメ出しをするかどうか
- 求職者視点に立ってキャリアを考えているか
- 企業側とパイプを持っているか
この5つのポイントを押さえる事が良いエージェントを選ぶポイントです。
求人票以外の情報を持っているか
失礼な言い方ですが、ダメなエージェントは、ハローワーク出ている求人票やホームページに載っている薄い情報しか持っていません。
転職エージェントの仕事は求職者と企業をマッチングさせる事です。
その程度の知識で、企業を勧めてくるエージェントを使うのは絶対にやめましょう。
良いエージェントは、企業側の特色、職場の雰囲気、年齢層、仕事内容、ポジションについて細かく採用担当者にヒアリングしています。
事前に見学に来る人もいるくらいです。
自分で調べた上で、案件を紹介してくれるエージェントこそ優れたエージェントです。
数分おきに耳にタコが出来るほど各人材会社から電話がかかってくるので、求職票見てくれと言いたくなるります。
ただ、求職者側からすればそれぐらい熱心なエージェントの方が良いに決まっています。
何も聞いてこないで、『良い人いましたよ』と紹介してくるエージェントは正直あまり信用出来ません。
そういったエージェントは、求職者の情報すら把握していない場合が多いからです。
そんなエージェントに紹介されては、面接をする前から印象を悪くしてしまう可能性すらあります。
案件をもらった時点で、企業について色々聞いてみましょう。
面接に同行するかどうか
熱心なエージェントは面接当日同行を希望します。
そういったエージェントは面接の印象や質問内容をしっかりとメモし、次回の対策に繋げます。
また、(次の項目でご説明しますが)しっかりと面接内容をフィードバッグし、次に繋げてくれるので心強いパートナーとなります。
※企業によっては同行を拒む事もあるので、絶対に同行しないとダメという訳ではありません。
面接後にダメ出しをするかどうか
良いエージェントは面接後にフィードバッグを行います。
どのエージェントも面接後に『どうでしたか?』と聞いてくると思いますが、ダメなエージェントはそれだけです。
次回の対策など考えていません。
出来るエージェントは、面接後に企業の採用担当者に即連絡し、面接の印象を聞いてきます。
その内容を基に、次回の面接に活かす為にフィードバッグをしてくれます。
求職者視点に立ってキャリアを考えているかどうか(案件ベースではない)
転職エージェントは企業に採用させてなんぼの世界です。
転職エージェントサービスがなぜ”無料”なのかということを意外と知らない人が多いです。
理由は、企業側から莫大な報酬を得ているからです。
転職エージェントは基本的に【成果報酬】と呼ばれる紹介手数料を得ています。
採用が決まれば、年収の20-35%程度を紹介手数料として企業側から得ています。
(紹介手数料は業界やポジションによって異なります)
例えば、年収400万円が提示された場合、紹介手数料が30%であれば、エージェントは120万円の報酬を得る訳です。
1人採用されるだけでかなりの額を得ています。
そこで気を付けなければならないのが、報酬目当てで『入れやすい企業』を勧めてくるエージェントの存在です。
常に求人を出しているような会社を紹介してくる場合もあります。
そういったエージェントは、求職者の希望条件や今後のキャリアについて全く聞かず、案件ベースで話を持ってきます。
企業側とパイプを持っているか
出来るエージェントは、定期的に企業の採用担当者と連絡を取り、情報をアップデートしています。
そういったエージェントは、空きポジションやどういった人物を企業が求めているのか理解しているので、マッチング率の高い求職者を紹介してくれます。
また、面接の傾向や面接者がどんな人物かも知っているので、求職者側からすれば転職活動を有利に進められるありがたい存在です。
賢い転職エージェントの使い方
転職エージェントは名の知れている大手だから良いという訳ではありません。
自分のやりたい事、方向性、条件に合わせて使い分けるのが成功の秘訣です。
転職エージェントによって得意分野(業界や職種)が分かれているので、いくつか組み合わせて使うことをおすすめします。
とはいえ、あまり広げすぎると情報過多になり混乱します。
その為、大手エージェント2社+業界特化型のエージェント1社程度を組み合わせて使うことがおすすめです。
大手エージェントと業界特化型のエージェントを使い分ける
【大手エージェント】
メリット | デメリット |
案件数が豊富 | 一般職には強いが特定の業界に弱い |
幅広く業界・職種を紹介してもらえる | エージェントの知識が浅く広い |
【業界特化型エージェント】
メリット | デメリット |
業界の情報を熟知している | 案件数が少ない |
企業との繋がりが強い | 特定業界の案件しかない |
未公開案件を保有している | 特定の地域でしか使えない |
このようにどちらも得手不得手があります。
一般職、一般的な企業に就職希望であれば大手エージェントだけでも良いですが、医療介護・アパレルなど専門職の要素が濃くなる業界になると、大手エージェントは少し弱くなります。
先ほど良いエージェントの選び方でお伝えした、
・求人票以外の情報
・企業とのパイプ
があるのは業界特化型のエージェントに多いです。
実際ぼくはアパレル業界出身ですが、リクルートエージェントやdodaなどの人材業界最大手のエージェントを使っても希望する企業や職種は中々見つかりませんでした。
むしろ業界特化型エージェントの方が、ピンポイントで案件を持ってきてくれた事が多々ありました。
また、人事目線でも専門性の高い業界においては、大手よりも特化型エージェントの方がマッチングする求職者の紹介数は多いと感じています。
おすすめの転職エージェント
人事として、求職者(実際に使った感想)として利用した事のある転職エージェントをそれぞれの目線でご紹介します。
doda(デューダ)
doda(デューダ)はパーソルキャリアが運営する国内最大級の人材紹介会社の1つです。
エージェントの質、案件数共にトップクラスなので登録しておいて間違いないエージェント。
【人事目線】
紹介者数が非常に多い上に、エージェントの質がとても高いのがdodaです。
人事としても1番おすすめできるエージェントです。
ただ、営業(企業担当)と求職者の面接担当が分かれているので、情報がミスマッチする場合があります。
とはいえ、dodaから紹介された求職者は質が高く、頼りになるパートナーです。
【求職者目線】
転職相談から面接対策、履歴書などの添削、アフターフォロー、どれもとっても質が高い人材紹介会社です。
また一般には出回らない非公開案件&独占求人も紹介してもらえるのも魅力。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、非公開案件数20万件以上、転職支援実績ナンバーワンの言わずと知れた、日本最大手の人材紹介会社。
こちらもdodaとあわせて登録しておくべきエージェントです。
【人事目線】
紹介者数が圧倒的に多いので、空きポジションが出た際にまずエージェントに連絡しています。
安定して求職者を紹介してくれるので、dodaと共に頼れるパートナーのひとつです。
ただ、エージェントの数が多いせいか、エージェントによって出来る出来ないの差が大きいのが難点。
【求職者目線】
2回ほど利用した事がありますが、こちらの希望を踏まえた上で幅広い業界から案件を提案をしてくれます。
登録しておいて間違いのないエージェントの1つではありますが、上でも述べたようにエージェントによって当たり外れがあるのが残念な点。
マイナビエージェント
マイナビグループのエージェント部隊です。
保有案件のおよそ80%が非公開求人であり、マイナビエージェント独占案件も多数保有しています。
業界ごとにエージェントが分かれており、各業界に精通したエージェントが多いのが強みです。
若手からミドル&シニアまで使えるエージェント。
【人事目線】
紹介者数はそれほど多くありませんが、マイナビ介護・マイナビ看護・マイナビ保育士などそれぞれ独立したエージェントサービスを展開しているので、エージェントの専門性が高く、紹介者のマッチング率も非常に高いです。
もし専門的な職種で転職を考えているならば、おすすめのエージェントです。
【求職者目線】
初めての転職の際に利用しました。
初転職という事で、不安と緊張でいっぱいでしたが、エージェントによる面接練習・履歴書添削などとても親切丁寧な対応のお陰で、安心して転職活動を行えたことを覚えています。
初めての転職の際には是非おすすめしたいエージェントです。
JACリクルートメント
老舗の外資系人材紹介会社。
国内の大手企業や外資系案件に強く、ハイクラスの転職を狙う中堅クラス(30~50代)におすすめのエージェントです。
【人事目線】
取引経験ありません。
【求職者目線】
上の2つに比べると案件数は少ないですが、エージェントの質がとても高く、専門性も非常に高い(それぞれの業界出身者が多く在籍している)ので安心して支援を受けられます。
ハイクラスの転職、大手、外資系へ転職を考えている人は必ず登録しておくべきエージェントです。
ビズリーチ
人事・求職者と共に利用経験はありませんが、ハイクラスの転職をお考えであれば登録しておく事をおすすめします。
登録する事で、企業やエージェントからスカウトが届くようになります。
どれが良いか分からない方は
『どれが良いか分からない』という方は、【doda】と【リクルートエージェント】に登録しておけば、まず間違いありません。
その2つに合わせて、業界特化型のエージェントを使えば希望の仕事が見つかりやすくなります。
まとめ
✓良い転職エージェントの選び方
✓賢い転職エージェントの使い方
✓おすすめの転職エージェント
についてまとめました。
良い転職エージェントを見分け、賢く使う事が転職を成功させる為の近道です。
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エージェントを使って転職を始めようと思っているけど、良いエージェントの見分け方なんてあるのかな?
評判の悪いエージェントもいるみたいだし、自分の人生を左右する転職にそんな奴にひっかかりたくない。
失敗しないエージェントの選び方を誰か教えてくれないかな。
上手なエージェントの使い方やおすすめのエージェントなんかも知りたいな。