


【記事の内容】
✓マルチタスクは仕事の生産性を下げる!
✓脳科学で非効率さが明らかに!
✓シングルタスクのすすめ
こんにちは。
サラリーマン副業家のエルバス(@elbaz)です。
本業を持ちつつ、副業を行うぼくにとって、時間はいくらあっても足りません。
以前、仕事を効率的に進め時間を短縮させるために『マルチタスク』をするようにしました。
しかし、ふたを開けてみると全く捗らない上に、普段しないようなミスも連発…。
集中力が低下し、普段よりも作業効率が落ちました。
一見マルチタスクは仕事を効率化する最適な手段に思えますが、それは間違いです。
仕事の効率化を図るなら、断然シングルタスクがおすすめです。

CONTENTS
マルチタスクは仕事の生産性を下げる!

仕事の効率化を図るなら、マルチタスクはやめましょう。1つの仕事に専念する方が断然効率は上がります。なぜなら、人間の脳は同時進行できるようには作られていないからです。同時に進めようとすると、脳に負荷がかかり、逆に非効率になります。ブログ書くならブログ書く。『ながら作業』は厳禁です🧐
— エルバス@サラリーマン副業家 (@elbaz88518231) December 24, 2019
仕事の効率化を図るなら、マルチタスクはやめましょう。
1つの仕事に専念する方が断然効率は上がります。
なぜなら、人間の脳は同時進行できるようには作られていないからです。
同時に進めようとすると、脳に負荷がかかり、逆に非効率になります。
ブログ書くならブログ書く。
『ながら作業』は厳禁です🧐
上記の通りです。
人間の脳は複数の作業を同時にすすめることはそもそもできなかったのです。
マルチタスクとは


複数の仕事を同時にこなすことを『マルチタスク』といいます。(デュアルタスクともいう。)
一方、1つの仕事だけを行うことを『シングルタスク』といいます。
一見、複数の仕事を同時に処理する方が仕事をがスピーディーに進み、効率が良さそうも思えます。
例えば、
メールを打ちながら、取引先と電話する
企画書を作りながら、後輩の話を聞く
仕事でなくても、
料理をしながら、テレビを観る
宿題しながら、友達と喋る
などです。
作業時間を短縮しようしようとして、結構多くの方がやっているのではないでしょうか。
実際ぼくも、電話しながらメールを打つなんて日常茶飯事でした。
しかし、一見効率的にみえるマルチタスクが、最近の脳科学の研究で、完全に“非効率”であるということが明らかにされています。
研究によって明らかになったマルチタスクの非効率さ

『学びを結果に変えるアウトプット大全』の中に、こんな記述があります。
ある研究では、マルチタスクによってひとつの課題に集中してあたれない場合、その課題を完了するのに時間が50%も余分にかかることがわかりました。
またそれだけではなく、間違いをする率も、最大50%も高くなりました。別の研究では、2つ似たような作業を同時に行わせた場合、効率は80%~95%も低下しました。
出典:『学びを結果に変える アウトプット大全』<サンクチュアリ出版> 樺沢 紫苑
マルチタスクをすることで余計に時間もかかり、さらにミスまで増えることが明らかになっています。
実はマルチタスクは、同時に進行しているのではなく、複数の作業をものすごいスピードで交互に行っているにすぎないと言われています。
その切り替え作業が脳に大きく負担をかけ、脳の処理能力が低下し、結果、作業効率も低下するのです。


マルチタスクできる天才もいる
実は、マルチタスクに対応できる『スーパー・タスカー』と呼ばれる天才も存在します。
その割合なんと2%です。
彼ら(彼女ら)は、同時進行しても効率が下がらず、むしろ上がる場合もあるという実験結果がでています。
そもそも脳のつくり自体が残りの98%の人たちと違うので、いくらトレーニングをしたところで、後天的にスーパー・タスカーになれるわけではありません。


詳しくは、こちらの記事をどうぞ
↓
WIRED 同時作業が得意な「2%の超人類」
シングルタスクのすすめ


時間を効率化するには、結局”シングルタスク”が1番効率的であることがお分かりいただけたと思います。
ぼくは、毎日ブログを書いていますが、必ず作業中は静かな部屋でブログだけに集中できる環境で行っています。
また、ぼくが気を付けているのは、ブログという1つのタスクでも、作業工程を同時には進めないということです。
ブログの作業工程を大きく分けると3つあります。
・キーワード、タイトル、ペルソナ決め
・実際に書く作業
・文章の装飾作業
です。
文章を書きながら、文字の装飾や画像を挿入する。
などはしません。
文章を書く時は“書く”だけに集中します。
以前は、書きながら同時に装飾を進めた方が早いと思っていました。
結果、誤字脱字が多くなり、結局見直しにかかる時間も増えたのでやめました。
このように1つのタスクでも、工程が細分化されている作業に限っては、1つ1つクリアしていくことをおすすめします。
音楽を聴きながらはあり?
最後にちょっと気になることがあったのでこちらも調べてみました。
多くの方が『音楽を聴きながら』作業をすることがあるのではないでしょうか。
『学び効率が最大化する インプット大全』によると、
人間の脳は、一度に2つのことをこなす『マルチタスク』ができません。つまり、『勉強する』と『音楽を聴く』は同時にやっているようで、脳の中ではそれらの処理を交互に行っています。ものすごく脳に負担をかけて、結果として勉強の効率を著しく悪化させるのです。
出典:『学び効率が最大化する インプット大全』<サンクチュアリ出版> 樺沢紫苑
やはり、音楽であろうと結果は同じで、『学ぶ』と『聴く』は同時にはできないようです。
ただ、こうも書かれています。
手順や段取りが決まっている作業、あまり頭を使わない作業に関しては、音楽はプラスに働きます。
出典:『学び効率が最大化する インプット大全』<サンクチュアリ出版> 樺沢紫苑
つまり、どんな作業をするかによって、『聴く、聴かない』を使い分ければOKです。
ルーティンワークのような慣れた作業をする場合は、音楽を聴いて作業効率を高め、勉強や記憶作業を行う際は、『無音』にします。
ちなみに、『運動』も音楽を聴きながらの方が良いそうです。
また、お気に入りの音楽をかけることで『ドーパミン』が分泌され、テンションが上がるそうです。

まとめ

✓マルチタスクは仕事の生産性を下げる!
✓脳科学で非効率さが明らかに!
✓シングルタスクのすすめ
についてまとめました。
残念ながら多くの人(98%)はマルチタスクには対応できません。
時間がない中で仕事効率を最大化したいならば、目の前の仕事に全身全霊で取り組むことが一番です。
最後に今回の記事を書くにあたり、参考にした本を2冊ご紹介します。
『学び効率を最大化する インプット大全』
『学びを結果に変える アウトプット大全』
の2冊です。
どちらも日本一アウトプットする精神科医で有名な樺沢紫苑先生の本です。
情報や知識を取り入れるための方法(インプット)と取り入れた知識をいかに活用するか(アウトプット)を分かりやすく学べる、素晴らしい本です。
ぼくの記事の中には樺沢紫苑先生の本を参考にして書いた記事が多数ありますので、ぜひ合わせてご覧ください。

仕事ができる男って言われたいから、どんどん仕事を片付けていくぞ!
効率的に仕事を進めるために同時進行で進めていく。
…
なんか全然作業が捗らないな…
なぜだ…?