災害の準備は出来ていますか?
災害食や用品を揃えるだけではなく、災害が起こった際の心構えは出来ていますか?
この先30年の間に南海トラフ巨大地震が70~80%の確率で起きると言われています。
いざという時にパニックにならない為にも、普段から物の準備だけでなく”心の備え”が重要です。
しかし備えろと言われても、正直リアリティがなく、起きてみないと分からないという方が多いと思います。僕もそうです。
そんな時に災害への危機意識を高める為にお勧めなのが、立川都民防災教育センター(立川防災館)です。
災害時に起こりうる様々な現象を体験し、どう対応すべきかを学ぶことが出来る施設です。各コーナーはアトラクション形式になっており”楽しみながら”体験する事が出来ます。
また、インストラクターが同行するので適切なアドバイスをもらう事も可能です。
そしてなんとこの体験コーナー全て無料です。
企業の防災訓練の一環で参加する事も出来ますし、家族、友人、恋人同士で防災意識を高める為に気軽に参加出来るので、とてもお勧めの施設です。
CONTENTS
立川都民防災教育センター(立川防災館)
立川都民防災教育センターは東京都立川市にある東京消防庁が管轄の施設です。
楽しみながら防災体験!をコンセプトに、災害時のリアルな現象を体験する事が出来ます。
防災体験コーナー
体験コーナーは、
「防災ミニシアター」
「地震体験コーナー」
「煙体験コーナー」
「消火訓練コーナー」
「応急救護訓練コーナー」
「救出救助コーナー」
の6つに分かれています。
それぞれ30分程度で、1つから最大5つまで好きな組み合わせで参加できます。
実際に体験してきました
今回僕は、会社の防災訓練の一環でスタッフを連れて参加してきました。
参加した体験コーナーは、
「地震体験コーナー」「煙体験コーナー」 「消火訓練コーナー」「応急救護訓練コーナー」「救出救助コーナー」の5つです。
それぞれのコーナーを簡単にご紹介します。
「地震体験コーナー」
震度1から震度7までの地震をキッチンダイニングを想定した部屋で体験できます。東日本大震災のプレートのズレに起因する地震や阪神淡路大震災の直下型の地震など実際に起きた地震を体験する事も出来ます。
体験を通して発生時の身の守り方から、発生後の対応方法を学びます。
※震度7を選択するとかなり強い揺れなので、絶叫系が苦手な方はお気を付けください。
「煙体験コーナー」
実際に煙(無害)を発生させ、火災が発生したオフィスから脱出するコーナーです。体験とは言え、迷路のように入り組んだ真っ暗な通路を、煙を吸わないように腰を低くして進むので、結構大変です。
普段だったら何でもない通路が全く違う見え方になっています。実際に火災が起きた時は、体験でも大変だったことが普通ではない精神状態になり、まともに進めなくなるそうです。
「消火訓練コーナー」
このコーナーでは、基本的な消火器の使い方から、消火の際の心構えを学びます。
最後は実際に噴射し、消化する体験も出来ます。
会社の初期消火訓練などに参加でもしない限り、消火器を実際に噴射する機会はないと思うので、とても貴重な体験でした。
「応急救護訓練コーナー」
胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方から、AEDの使い方まで学ぶことが出来ます。実際急にやれと言われても事前にやり方を学んでおかなければ絶対出来ないと思います。
救急隊が届くまでに間、自分たちで応急処置が出来るか出来ないか、怪我人の生命が左右されます。何も出来ませんで終わらせない為にも、今のうちに絶対に学んでおくべき事だと思います。
「救出救助コーナー」
このコーナーでは倒壊した家屋からの救出方法や、家具などの下敷きになった方を救出する方法を学びます。また障害物を持ち上げる為のジャッキの使い方、身の回りの物の代用方法、簡易タンカの作り方など実践形式で学べるので、とても勉強になります。
立川都民防災教育センター(防災館)の情報
問合せ
tel: 042–521-1119(体験に関する問合せ・予約)
fax: 042-523-5119
休館日
・毎週木曜日・第3金曜日
(国民の祝日にあたる場合は直後の平日)
・年末年始 12月29日~1月3日
アクセス
東京都立川市泉町1156-1
モノレール 高松駅より徒歩10-15分程度。道はほぼ真っ直ぐなので迷うことはありませんが、結構歩きます…
タクシーの利用をお考えであれば、JR立川駅又はモノレールの場合立川南で下車し、バスロータリーにタクシー乗り場がありますのでそこから乗ると良いです。一番最寄り駅であるモノレールの高松駅には(見たところ)タクシーはいませんでした。
車の場合は、駐車場の台数に限りがありますが、無料で停める事が出来ます。
料金
入館料・駐車場無料
予約方法
大体の場合は要予約。
個人の場合は不要。
オフィシャルページに空き情報も載っていますのでご確認ください。
オフィシャルページはこちら⇩
災害への心構えを学べた
災害体験を通して、災害への心構えを学ぶ事が出来ました。
正直、『どうにかなる』『誰かが助けてくれる』とどこか思っている自分がいました。
大地震など壊滅的な被害が出た場合、消防隊や自衛隊が真っ先に助けに来てくれるとは限らず、助けが来るまで自分の身は自分で守らなくてはいけません。
東日本大震災後しばらくは、防災意識が高まり、災害用品・食料を蓄えるなど多くの方が災害に備えていたそうです。しかし7年経った今では、緊急地震速報が流れてもほとんどの方が『また鳴っている』程度にしか反応せず、身を守ろうとする人はほぼいないそうです。(被災地以外の地域の人)
それを聞いて確かになあと思う事ばかり。災害もどこか遠くの出来事のように思ってっしまっているし、実際に起きてもどうにかなると思っている自分。自分で行動しなければどうにもならないという事を知りました。
まとめ
皆さんは災害への心の準備は出来ていますか?
体験を通して事前に経験しておくことで、いざという時に必ず役に立つはずです。
企業で、家族で友人や恋人と是非参加してみて下さい!下手なアトラクション施設よりよっぽど楽しめますし、”タメ”になります!
是非一度訪れてみてください!
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