エルバスは都内で10年間猛烈に働いた後、都内での働き方に疑問を感じ、思い切って田舎の会社に転職しました。
それに伴って引っ越しも決意。
毎日朝から晩まで仕事に追われていた日々が一変し、今は、日々ゆったりとした時間を過ごしています。
家と職場もとても近く、歩いて行ける距離です。
日々、満員電車にもみくちゃにされながらの通勤も、人込みを縫って慌ただしく動く事もなくなりました。
田舎はすべてがスローペースで生きていけます。
また、通勤・残業が無くなった事により、自分に使える時間が生まれ、都内で働いていたころとはまるで違う生活スタイルになりました。
生まれた時間を使って副業や趣味、健康的な生活を始める事も出来ました。
そして、仕事に追われ自分の事だけで手いっぱいだった余裕のない人生から、最愛の息子(犬)まで迎える事が出来ました。
良い事ばかり書いていますが、もちろん田舎暮らしのデメリットもあります。
しかし、そのデメリットを含めても「田舎に越してきて良かった!!」と思えます。
・都内での働き方に疑問を感じている方
・田舎での生活に興味がある方
・田舎暮らしのメリット・デメリットを知りたい方
場所
僕が第二の人生に選んだ場所は、田舎といっても都内から電車で1時間程度の場所です。
しかし、1時間も電車に乗れば、豊かな自然が広がる場所があります。
家の周りは何もありませんが、車を少し走らせれば大型のショッピングセンターがあるので、普段の生活に支障はありません。
何より気に入っているのが、自然多い事。
僕が住んでいるところは山に囲まれた場所です。
車がないととても不便な場所ですが、近くには川が流れ、山があり、森があります。
鳥や虫の鳴き声、風の音を身近に感じられます。
そこに立っているだけで癒されます。
都心から少し離れれば、こんなにも素晴らしい場所が広がっています。
田舎へ行くことを決めた理由
”時間に縛られたくない!”
“もっと自由に働きたい!”
”一度きりの人生もっと楽しみたい!”
これが全てです。
都内で働いていた頃は、仕事中心の日々で、プライベートでも仕事のことばかり考えていました。
10年間猛烈に働く中で、仕事の事を考えない時間はなかったと思います。
休みの日でも常に頭のどこかに仕事への意識があり、何かあれば職場へ直行。
残業・休日出勤は当たり前、プライベートを顧みることなんて気持ちはほぼゼロに等しかったです。
休まず働く自分が“カッコいい”とさえ思っていました。
先輩や同僚も皆同じように働いていたので、それが当たり前だとも思っていました。
そんな生活を続けていたので、長年付き合っていた彼女からも愛想をつかされ、一人になりました。
その時、自分には”何も残っていない”という事に気付きました。
そして、こんなに頑張って働いても“何も得られていない”という事に気付いてしまいました。
この先同じように働き続けて、一体何が得られるのだろう。
自分の10年後は、この上司のようにただ疲弊していくだけなのかな…と。
ちょうどより条件が良く、憧れていた企業への内定が決まっていましたが、それが引っかかり断りました。
都内でサラリーマンを続けている限り、同じ生活が待っていると思ったからです。
例え給料が上がっても、サラリーマンでいる以上稼げる額は決まっているし、時間に追われた生活も変わらない。
だったら、時間に余裕の持てる会社(定時で上がれる会社)で、プラスαは自分で稼ぎ、自分のやりたい事が出来る環境を選んだ方が良いと思いました。
給料が下がっても、自分の時間を持てる会社であり、昔から好きだった自然を身近に感じられる環境を求めた結果、今の職場・住居を見つけ、思い切って第二の人生を踏み出す事にしました。
田舎に住むメリット・デメリット
田舎に住む事のメリットは沢山あります!
一方、長年都内で生活していたため、不便だなあと感じる事も多々あります。
そんなメリット・デメリットを僕の実体験を基にいくつかご紹介します。
メリット1 時間に終われる生活から時間を有意義に使う生活に
まず、田舎にきて良かったと思うのは、自分の時間を持てるようになった事です。
僕が選んだ会社は、定時で皆ピタッと帰ります。
無駄に残業している人は一人もいません。
最初は『もう帰るの!?』なんて思う事もありましたが、ここで働く人達はそれぞれの生活を大事にする人たちなのだと言う事がわかりました。
都内・田舎両方の働き方をみてきた中では、家庭や自分の生活を大事にしやすいのは田舎です。
田舎で働く方々の方が、仕事とプライベートをきっぱりと分ける事が出来る人たちが多いと感じるからです。
近隣の会社の人たちも皆そうです。
どこの会社の人たちも早く帰っています。
僕が選んだ会社がそうというわけではなく、この地域で働く人たちは皆そういった考えを持っています。
プライベートを犠牲にして仕事をする人たちは一人もいません。
そして、皆それが当たり前だと思っているので、残業を押し付けるような人もいません。
私もそれに倣い、定時で上がるようにしました。
今までは夜中まで働いていたので、アフター5となんていう概念はありませんでした。
しかし今は、早い時間に家に帰り、犬と遊び、晩酌を楽しみ、本を読み、それこそこのブログを書く時間が持てるようになりました。
休日に会社に行く事もなく、休みの日はやりたい事に集中出来ます。
田舎の会社に転職してから、自分には無縁だと思っていた事が当たり前のように出来る生活へと変わりました。
メリット2 家賃が安い
次にあげられるメリットは家賃の相場がとても安い事。
都内で住んでいた狭いマンションの半分の値段で現在は2LDKの家を借りる事が出来ています。
実際年間で100万円近く下がりました。
仕事量が違うので、下がって当然と言えば当然です。
しかし、給与が下がった分と家賃の年間費用を比べるとトントンなので生活が苦しくなったという事はありません。
むしろ、副業での収入や、お金を使う事自体少なくなりプラスになってきています。
メリット3 無駄遣いをしなくなった
都内にいた頃は、外に行けば何でもあるので、昼食を食べに外に出たり、会社帰りに同僚と飲みにいったり、仕事帰り買い物してしまったりと誘惑が沢山ありました。
田舎に越してからは、飲みに行きたくても、買い物がしたくても近隣に店が無いのでお金を使おうにも使う場所がありません。
都内ではこれが食べたい・これが欲しいと思えばすぐに叶えられるお店が沢山あります。
田舎は、あらゆる“欲”を良くも悪くも抑えられる場所です。
メリット4 副業が出来るようになった
以前から給料以外での収入源を持ちたいと思っていました。
しかし、本業の忙しさに追われ副業に手を出している余裕はありませんでした。
通勤・残業が無くなった今は、副業に使える時間が多く持てるようになり、ブログにYouTube、クラウドソーシングなど色々な仕事にチャレンジ出来ています。
まだ収入は数万円程度ですが、給料では得られない“可能性”を強く感じています。
時間があるという事は、とてもありがたい事です。
そして今の時代、ネット環境下であればどこでだって仕事をする事が出来ます。
都内で消耗しながら副業をする必要もありません。
メリット5 通勤ラッシュからの解放
日々満員電車での通勤が本当にストレスでした。
毎日混んだ電車に揺られ、会社に着く頃にはヘトヘト。
帰りも目が回るほど疲れていても座ることも出来ず、混雑した電車に揺られ、家に帰るともうぐったり。
今は通勤のストレスが一切ありません。
メリット6 通勤時間がなくなる
以前から通勤時間が馬鹿らしくて仕方ありませんでした。
会社まで1時間かけて毎日通い、往復で2時間。
この時間を無くすには、より会社に近い場所に引っ越すしかありません。
しかし、通勤距離に比例して家賃も上がるのでそう簡単に引っ越す事も出来ません。
田舎であれば、どこに行っても家賃が安いので僕はもう思い切って会社の横のマンションを借りました。
よく、通勤時間を有意義に使った方が良いと言いますが、都内の混雑した電車の中で何かしようという気持ちは持てません。
だったら最初から通勤時間なんてない方がよっぽど良いです。
今はそんな生活から解放され、会社には歩いて行きます。
電車の遅延を気にしてイライラする事も、雪や大雨での足止めもなくなりました。
そして何より、無くなった通勤時間を自分の為の時間に変えることが出来ました。
メリット7 時間が前倒しなり、自分の時間が多く持てるようになる
今務めている会社は、08:30-17:30が就業時間です。
前述したように歩いて行ける徒歩5分の所に引っ越したので、『通勤』というものがなくなりました。
残業もほぼないので、すぐに帰れば17:35には家に着きます。
そこから副業・食事・趣味の時間に費やしても11時にはやる事が無くなります。
外に出ても何もないところなので、出かける事もありませんし、会社の人に飲みに誘われる事も滅多にありません。
そうしたらもう『寝る』しかありません。
今までは、仕事が終わってから少しでも自分の時間を持ちたいという気持ちから、無駄に夜更かしをしていました。
ダラダラとテレビやYouTubeを観たりと、今思えば、本当に無駄な時間を過ごしていました。
朝は出勤時間ギリギリまで寝て、慌てて出勤、クタクタになって家に帰りまた夜更かしという負のサイクルです。
現在は11時には寝て、5時に起き、副業をして、ゆっくりとシャワーを浴び、朝食を取ってから出勤します。
朝にある程度やる事も進められるので、仕事終わりに無理する必要もなくなりました。
結果的には時間がどんどん前倒しになり、自分の時間を更に増やす事が出来ました。
メリット8 豊かな自然がある
アパレルの営業時代は、職業柄全国の大都市を訪れました。
そしてお洒落な店やレストラン、商業施設など多くを訪れました。
それらに比べても、田舎にあるこの自然に勝る場所はないと感じています。
週末にはガーデニングや家庭菜園を楽しみ、
少し疲れたらハンモックで一休み。
都会で暮らしている時はこんなにゆっくりとした時間の流れがある事を知りませんでした。
デメリット1 刺激がない
畑か家がポツンポツンとある程度。
夜になると真っ暗です。
お店もほとんど無いので、家に帰るしかなく、何もしなければ「メチャクチャ暇!!」です。
ちょっと飲みに行くか!なんて事や買い物して行こうなど気楽に出来ません。
デメリット2 飲食店が少ない
会社帰りに軽く一杯!
今日は作るの面倒だから食べていっちゃおう!
と思っても、食べる場所がありません。
これは独り身の人間にとってはかなり痛い!
今までは仕事の帰り道にいくらでも食べる場所があったので楽だったのですが、田舎に来ると基本的に自分で作るしかありません。
デメリット3 引きこもりがちになる
軽い気持ちで遊びに行こうと思っても、繁華街まではちょっとした旅になるので面倒に感じてしまいます。
そうなってくると外に出るのが段々と億劫になります。
田舎に越してからは、一日家で過ごす時間が確実に増えました。
デメリット4 遊べる友達が少ない
友人の多くは都内で働いているので、
気軽に「遊ぼう!」と声を掛ける事が出来なくなりました。
仕事帰りに友人と会う事もなくなり、基本直帰の生活になります。
デメリット5 給料が減る
都内でバリバリ働き、残業代を多くもらっていた頃と比べると、手取り額は大きく下がりました。
また、地方はそもそも給与相場が低いので、年収アップという転職も難しかったです。
その上僕は、本業一本で稼ぐ働き方から副業で収入源を増やすことが前提でした。
その為、忙しい職種を避けたので余計下がりました。
僕のように独り身の人にとっては、ある程度リスクを持つ事が出来ますが、家庭や守るものがある人にとっては、給料が下がることは簡単に受け入れられる事ではないはずです。
副業を始めて今以上に稼ぐという手段もありますが、それはあくまで可能性に過ぎません。
絶対稼げるようになるかなど、誰にも分かりません。
守るものがある方にとっては、田舎に越して生活レベルを維持できるかどうか、慎重に考えるべきかもしれません。
結局どっちが良いのか
会社でのストレスが無くなり、時間にも余裕が出来、自分のやりたい事も出来るようになったからです。
昔は、お洒落な都内に住みたいと思っていましたが、今は全くそんな事は思いません。
行きたい時に行けば良いと思っています。
また、今回挙げたデメリットも自分次第でどうにでも出来ることです。
刺激が少なく、引きこもりがちなのであれば、休みの日に都内に出掛ければ良い事です。
友人関係も、仕事が早く終わる分都内まで出て行く時間は十分にあります。
ただ自分が面倒だと思って出て行かないだけなのです。
給料に関しても、今の時代稼ぎ方はいくらでもあります。
生まれた時間を使って副業に費やす方が、会社で昇給を目指すよりも遥かに可能性は高いです。
都内から離れ後悔したことは一度もありません。
まとめ
新宿の山手線のホームに降り立ち、サラリーマンの忙しそうな姿を見て、「もう彼らと同じように働けないな」と強く感じました。
あれほど毎日乗っていた山手線がとても遠い存在に感じました。
満員電車に乗り、電車の時間を気にして行動し、走って飛び乗ってという時間に追われた生き方はもううんざりです。
また、田舎に移って会社の為に働くという意識よりも、自分の為になる仕事をしたいと思うようになりました。
会社の昇給を期待するよりも、自分で行動した方が可能性を感じます。
実際、このブログやその他副業を通して少しずつ稼げるようになっています。
都内にいた頃には時間的にまず副業をする時間を作る事が不可能でしたし、本業以外に何か自分でやってみようなどと思う事はありませんでした。
時間があるということは何より可能性があり、様々な事にチャレンジできるとてもありがたい事です。
もし都内での生活に疑問を感じ、生活を見直したいと思うのであれば、田舎暮らしも”あり”かもしれません。
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