ニューバランスファンであっても、【M998】と聞いてぱっと『あれね!』と思い浮かぶ人は少ないと思います。しかし、【M998】は知る人ぞ知るニューバランスの名作の一つです。
以前通好みのモデルとして【M1700】をご紹介しましたが、【M998】は更にコアなファンが多い一足です。
M1700についての記事はこちら⇩
New Balance(ニューバランス)のハイエンドモデルM1700!その魅力とは!?
意外と知られていませんが、最近ではアメリカの大手アパレルメーカーであるJcrewとコラボを果たすなど、根強い人気があります。
今回はそんな【M998】の魅力をお届けします。
CONTENTS
M998とは
【M998】は、ニューバランス自ら1000点中990点を付けた名作【M990】の後継モデルとして1993年にデビューしました。また、今では多くのハイエンドモデルに搭載されている【ABZORB(アブゾーブ)】を#990シリーズで始めて搭載したモデルとして有名です!MADE IN USAです。
ABZORBとは
着地時に足が受ける衝撃を確実に吸収すると同時に、そのエネルギーをテイクオフ時にリターンする反発弾性も備えたクッショニング素材。
商品情報
価格
24,000円+(税)
テクノロジー
・ABZORB
・C-CAP
・ENCAP
素材
・アッパー素材:スエード/メッシュ
・ソール素材:ブローンラバー
M998お勧めポイント
伝統と最新のテクノロジーが融合したモデル
ニューバランスのクラシカルなデザインを残しつつ、発売当時の最新テクノロジーが融合された一足です。
ミッドソールには、990番台初の【ABZORB】を搭載し、高機能なクッショニングを実現しています。
履き心地
画像参照元:https://shop.newbalance.jp/
現行の最新テクノロジーが採用されている、M990v4やM1700、M2040などと比べてしまうと、さすがにその性能に差はあります。しかし、高機能なABZORBの搭載に加え、ミッドソール全体にC-CAP(シーキャップ)、かかとにはENCAP(エンキャップ)も内蔵されていますので、基本的な性能は申し分ありません。
また、いくら性能が良くても履き心地の好みは千差万別です。例えば個人的には、前述したM990v4よりもM998の方が好みの履き心地です。M990v4は歩行時の衝撃を吸収し、足がクッションに包み込まれたような履き心地ですが、M998は少々固めのクッションニングで、踏み込んだ衝撃をバネにしている感じです。
ニューバランスユーザーが初めてM998を履くと、『固い』という印象をお持ちになると思います。
柔らかすぎるクッションニングではなく、少し固めのソールを好む方に特にお勧めです。
いずれにせよ900番台シリーズはもともとランニングシューズとして誕生しているので、履き心地はどれも良い事には変わりありません。
スタイリッシュなフォルム
M998はABZORBを搭載したことにより、ソールがややごつい印象があります。
しかし、全体的なフォルムは非常にスッキリとしています。普段1000番台シリーズの人気モデルM1400やM1700など履いている方にとってはとてもシャープな印象を持つと思います。
また、トゥの部分が他のモデルに比べ長く縦長になっている為、そのシャープな印象がより際立って見えます。
様々なシーンで活躍するデザイン
M998のフォルムは細身でシャープです。そしてクラシカルで落ち着いたデザインが特徴です。
【Nロゴ】はいわゆるチビNであり、990シリーズの中でも特に小さいロゴになっています。
個人的にはM1400のようにインパクトのある大きなNロゴよりもこのチビNの方がスタイリッシュで好みです。なぜならば、大きなNロゴはカジュアル色が強すぎてしまい、綺麗目なスタイリングには合いません。チビNの方がカジュアルシーンにもフォーマルシーンにも合わせやすいデザインです。
また、アメリカの上質な皮革製品会社であるウルヴァリン社製のピックスキンスウェードを採用しており、上品さも兼ね備えています。
(ちなみにウルヴァリン社は1000マイル歩いても壊れないブーツで有名な「1000マイルブーツ」を開発した会社です。)
カジュアルシーンにもちろんの事、ビジネスカジュアル等のジャケパンスタイルの足元に合わせてもしっくりとくるデザインがM998です。
まとめ
【M998】はニューバランスのクラシカルで上品なデザインを継承し、さらに当時の最先端テクノロジーが搭載された他のモデルにはない魅力がある名作です。王道の型番ではなく、たまにはいつもと違うニューバランスを買ってみようかなと思った方にまさにぴったりの一足だと思います。
是非一度、M998の魅力に実際に触れてみて下さい。
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