ニューバランスMTX580 ”GORE-TEX”搭載モデルレビュー|デザイン・性能・履き心地

こんにちは。

ニューバランスマニアのエルバス(@elbaz_side_job)です。

500番台でも特に、ボリュームあるフォルムスタイリッシュなデザインによりストリートからの絶大な人気を得た『580』より、アップデートバージョン『MTX580』がリリースされました。

人気のデザインはそのままに、履き心地や耐久性は格段に向上しています。

エルバス
早速手に入れたので、『MTX580』について詳しく解説していきたいと思います。
ドリス
雨の日でも使えるお洒落なニューバランスをお探しの方は必見です!

MTX580とは

エルバス
580についてお話しする前に、少し500番台について解説します!

500番台は、『トレイルランモデル』として開発されたシリーズです。

990番台(トラックランシリーズ)、1000番台(フラッグシップシリーズ)と並び、ニューバランスの中でも人気の高いハイエンドモデルの1つです。

500番台の開発のきっかけは、ニューバランスのかつての重役が、森の中にある別荘地でランニングをしていた時に、『森林や山などの不整地においても優れたグリップ力と高い耐久性のあるシューズが欲しい』と思った事から誕生しました。

そして、山野などのオフロードを走行する為に、グリップ性能が高いアウトソールを装備した初代500の『M575』が開発されました。

エルバス
その後、今でもファンの多い『576』が誕生し、『577』→『580』→『585』と続いていきます。

そして今回リリースされた『MTX580』は、『580』のデザインや性能を継承した派生モデル『MT580』のアップデートモデルになります。

エルバス
厳密に言うと、『MT580』は、アメリカのみで販売されていた『M585』の日本改良版モデルです。
ドリス
と言うことは、今回発売されたMTX580のルーツは、M585にあるんだね♪

M585の優れた性能

エルバス
これは少し本記事から脱線しますが、M585の小話をひとつ。

M585には580にはその他のモデルには使われていない、『ROLLBAR(ロールバー)』と呼ばれるテクノロジーが搭載されていました。

ROLLBARをミッドソールのヒール部分に搭載することで、着地の沈み込みを防ぎ、優れた安定性を実現しました。

ROLLBAR

優れた”安定性”を可能にする軽量で堅固な”グラファイト”を使用した素材

この優れたソールユニットは、今回ご紹介しているMTX580のインスピレーションモデル、『MT580』にも継承され高く評価されました。

エルバス
ただ残念ながら、MTX580にはROLLBARは移植されませんでした。

【関連記事】

ニューバランス500番台の全て!全モデルのデザイン・機能を解説!

2018年10月16日

MTX580のデザイン

エルバス
では続いて、MTX580のデザインを見ていきましょう!

【フロント】

500番台らしいボリューミーな丸みのあるフォルムが特徴的です。

【サイド】

500番台と言えば、大きな『N』ロゴが印象的でしたが、MT580のデザインを継承した『MTX580』は少し小さめのロゴデザインが採用されています。

それによって、フォルムにボリュームがありつつも、見た目は意外とコンパクトに感じます。

【ヒール】

ゴツいアウトソール、ミッドソールによりソールはかなり存在感のあるシルエットです。

【シュータン】

原型となった580はニューバランス初期に使われていた、『布帛タグ』でした。

布帛タグ

今回のMTX580は、素材が『ラバー』に変更されています。

【アウトソール】

500番台特有のゴツゴツしたアウトソールパターンと比べると、フラットな仕様に変更され、よりタウンユース向けに改良されています。

500番台初期のアウトソールパターン

【インソール】

ゴールドプリントのロゴが、高級感を感じさせます。

MTX580の性能

MTX580はMT580のデザインを継承しつつ、性能は独自の進化を遂げています。

基本性能

500番台で多く見られる、クッション性と安定性の高いC-CAP(シーキャップ)をヒールに搭載しつつ、クッション性と反発性に優れたABZORB(アブゾーブ)をフルレングスに装備しています。

また、インソールには、衝撃を吸収するPUインソールが使われています。

  • C-CAP

ENCAP同様にEVA素材を使用した圧縮成型されたクッション素材。

クッショニングの持続力を飛躍的に向上させたテクノロジー。

  • ABZORB

ミッドソールに搭載されているクッション素材。

着地の際の衝撃をクッション素材が吸収し、その衝撃を反発エネルギーに変換し、次の一歩を蹴り出すエネルギーを生み出すテクノロジー。

ゴアテックス搭載

GORE-TEX素材を搭載することで、高い防水性・透湿性を実現しており、雨の日でもガンガン履くことができるストレスフリーな一足です。

ジッパーユニット

付属のジッパーユニットを装着することで、シューレース部分からの浸水もシャットアウトすることができます。

エルバス
『GORE-TEX』×『ジッパーユニット』の完全防水装備であれば、雪道も余裕でした。

ジッパーユニットを取り付けた際は、ジッパーの上げ下げだけでスムーズな着脱ができます。

エルバス
ただ、取り付けの際にいちいちシューレースを外さないといけないのが難点。

高いグリップ力

深い刻みのあるアウトソールが優れたグリップ力を発揮してくれます。

アウトドアシーンはもちろんの事、タウンユースとしても雨の日などスリッピーな路面で活躍してくれます。

履き心地

最新のテクノロジーを搭載したハイエンドモデルと比べると、物足りなさを少々感じるものの、C-CAPとABZORBのクッション性が心地良い一足です。

MTX580を履いてまず感じたことは、その『軽さ』です。

まるで、何も履いていないような感覚に陥り、弾むような歩行を楽しめます。

また、履いているうちに足に馴染み、適度なホールド感から安心して履いていられます。

ラスト(木型)には日本人の足の形に合ったSL-2が使用されており、ゆったりとリラックス感ある履き心地です。

商品情報

価格:19,800+tax込み

素材:アッパー:人工皮革/合成繊維

アウトソール:ラバー

生産国:Made in CHINA

展開カラー

DARK NAVY

BLACK

重量

※25.5cmでの計測

500番台の中では、軽い部類です。

※同じ500番台のOM576は370g程度

スタイリング

500番台といえば、ポップなカラーリングとボリュームあるシルエットからカジュアル色の強いシリーズでした。

しかし、MTX580で採用された『DARK NAVY』と『BLACK』カラーは、とても上品なカラーリングなので、カジュアルシーンのみならずキレイ目なスタイリングまで使えます。

個人的には、綺麗目なスタイリングで合わせると、より良さが引き立つと感じています。

履き心地も申し分なく、雨の日でもガンガン使えるモデルなので、通勤用のスニーカーをお探しの方に是非、おすすめしたい一足です。

チノパンと合わせ、トラッドスタイルもGOOD。

モードなスタイリングによく合います。

まとめ

MTX580についてまとめました。

ハイエンドモデルと比べれば、比較的リーズナブルな価格でありながら、その性能は申し分ありません。

また、アウトドアシーンからタウンユースまで使用するシーンを選ばないのも魅力です。

特に、雨の日でも履けるニューバランスをお探しの方に是非おすすめしたい一足です。

雨の日用のニューバランスをお探しの方はこちらもおすすめです。

ニューバランスML801G ”GORE-TEX”搭載モデルレビュー|デザイン・性能・履き心地

2020年2月4日
エルバス
気になる方は是非一度足を通してみてください。
ドリス
それじゃね♪

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