こんにちは。
エルバスです。
以前、
【人材育成に必要な4つのカテゴライズとセルフチェック】
の記事で自分と相手を知るための分類方法をご紹介させていただきました。
今回は、”性格”にフォーカスします。
なぜ性格を知る必要があるのか。
それは、
自身の理解を深め、相手の性格を知る事でコミュニケーションの質は格段に上がるからです。
自身や相手の性格を知るために便利な性格診断テストがあります。
それは【エゴグラム性格診断テスト】です。
現在勤めている法人でも実際に使用している心理テストです。
コミュニケーション能力向上のために必要な事
コミュニケーション能力を向上させるためには、自分を知り相手を知ることが必要です。
相手を理解した上で、コミュニケーションを取るのと取らないのではコミュニケーションの”質”が変わります。
エゴグラムとは
エゴグラムはカナダ出身の心理学者エリック・バーン博士が考案した心理学論の『交流分析』が基になって作られた性格診断テストです。
テストでは以下の項目ごとに数値化します。
NP(支援力のお母さん度)
A(論理力の大人度)
FC(活発力のやんちゃ度)
AC(協同力のいい子ちゃん度)
その数値によってそれぞれの性格が読み取れる心理テストになっています。
聞くよりも実際に試された方が早いので、是非一度お試しください。
テストは無料サイトがあり、50項目の質問に『はい』『いいえ』『どちらでもない』の3択で答えるだけです。
3~5分もあれば終わります。
エゴグラム性格診断
出典元:http://ta.direct-comm.com/charactor/index.php#submit-part
どんなグラフになりましたか?
自分の性格を再確認出来たのではないでしょうか。
各項目の説明
CP(controlling parent)・・・理念力(お父さん度)
正義感、責任感、良心を表す項目です。
正義感や責任感が強く高いリーダーシップ力があります。
一方でcontrollingと書かれているように、理想・理念が高いゆえ思い通りにならないと独裁的な支配者になってしまう可能性があります。
NP(nurturing parent)・・・支援力(お母さん度)
優しさ、思いやり、寛容性、受容性、共感性を表す項目です。
人に対して愛が満ち溢れています。
まるで母のようにとても面倒見のよい性格の方です。
nurturingは養育する・大事に育てるという意味合いを含んでいます。
この意味合いが強く表に出た場合”過保護”や“おせっかい”と取られてしまう可能性があります。
A(adult ego state)・・・論理力(大人度)
知性、理性、冷静さ、論理性、判断力、現実志向度、情緒安定度を表す項目です。
理性的・現実的・論理的な行動を取れる性格の人です。
一見スマートな性格ですが、あまりに現実的だと感情が感じられず、冷徹な人と思われてしまう可能性があります。
FC(free child)・・・活発力(やんちゃ坊主度)
直観力・創造力・好奇心・自発性・活気・愉快さ・表現力を表す項目です。
周囲を明るくするムードメーカー的存在の人です。
一方でTPOにあわせて空気を読んで行動しないと、「空気を読めないやつ!!」とレッテルを貼られる可能性があります。
AC(adapted child)・・・協同力(いい子ちゃん度)
素直さ・従順さ・協調性・忍耐力・礼儀正しさを表す項目です。
従順で、空気を読み周囲の期待に応える優等生タイプです。
相手に気を使い過ぎて、本来の自分を出せなくなる可能性があります。
このようにどの項目も単純に高ければ良いというわけではなく、ある一線を越えてしまうとマイナス方向に進んでしまう可能性も秘めています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
注意が必要なのは、エゴグラムはとてもよく当たりますがその人の性格の全てを理解できるわけではありません。
性格パターンの表面を知る”きっかけ作り”にすぎません。
エゴグラムの性格パターンだけでは当てはめる事の出来ない深層心理も存在するはずです。
書いてあることを鵜呑みにして、相手を全て理解したつもりになってしまい、それで人の良し悪しを決めてしまう事はあまりに危険な事です。
きっかけを知った上で“どうするか”が何よりも大事だと思います。
今後質の高いコミュニケーションをとるきっかけ作りになれば幸いです。
それではまた
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