こんにちは。
エルバスです。
いきなりですが、“dyson(ダイソン)”の製品ってなんであんなにカッコいいのでしょうか。
近未来的なデザインで、所有しているだけでワンランク上の人間になれたような気がします。(笑)
誰もが一度は『dysonの製品ってどんなものかしら』と家電量販店などで手にしたことがあるのではないでしょうか。
かくいう僕も昔からdyson製品にめちゃくちゃ憧れを持っている一人です。
あのフォルムとデザインたまりません!!
ただ、実際購入となると躊躇しますよね。
とても高価ですし、実用性は本当にあるのかと…
商品レビューなど見ると“賛否両論”で迷います。
実用性が分からぬまま、高い金を出して買いたくないという方がほとんどだと思います。
このdysonシリーズでは、僕が実際に購入し使用した正直な感想をご紹介していきます。
あなたのdyson購入の参考になれば幸いです。
ちなみに僕は性能よりも見た”目重視”で購入してしまうタイプですので、悪しからず。
第一弾としてご紹介するのは空気洗浄機付ファンヒーター『dyson pure hot+cool』です。
CONTENTS
dyson pure hot+cool
僕が購入した物は、【dyson pure hot+cool HP00WS】モデルになります。
モード:温風・冷風・空気清浄(動作時常に稼働)
定価:60,537円
サイズ:H632mm x W222mm x D222mm
重量3.9kg
カラー:ホワイト/シルバー
アイアン/ブルー
類似品として、【pure hot +cool Link】シリーズがあります。
冷暖房などの基本性能は同じですが、pure hot +cool Linkには“オートモード”・“ナイトモード”・“dyson linkアプリ”が搭載されています。
オートモードは、室内の空気状況に合わせて風量を調整する機能です。
ナイトモードは夜間中LEDディスプレイが薄暗くなり、静かに運転するモードです。
そして名前にも付いている”dyson linkアプリ”との連携が一番の違いになります。
スマートフォンのdysonアプリを通して、pure hot +cool Linkをリモコン代わりに動かすことが出来ます。
帰宅前に電源を入れておくことや、自宅の空気状態をアプリを通して可視化することが出来る機能です。
出典元:https://www.dyson.ie/purifiers/dyson-pure-hot-cool-link-dyson-link-app.html
僕の場合は、dysonはあくまでエアコン”サポート役”として考えていたので、【pure hot +cool Link】はオーバースペックと感じ、link無しのモデルを選びました。
では、dyson pure hot+cool全機能を丸裸にして徹底解説していきます!!
温風・冷風の性能
と、機能説明の前に分かりやすいように、まず僕の家の間取りを説明しておきます。
3DKの間取りですが、ダイニングキッチンと洋室6帖の間の仕切りを全部取ってしまっているので、リビングダイニングのような12帖程度の一つの空間として使っています。
エアコンは洋室6帖と5帖の部屋に付いています。
建築構造はコンクリートとなっており、断熱材も入っています。
dysonが謳っている暖房の性能は
木造住宅で“6帖/3帖(断熱材無しの場合)”
となっています。
では実際に各部屋で使用した感想をご紹介します。
エアコン有り5帖の部屋
ここは寝室として使用しています。
dysonの製品でよく聞くネガティブコメントは“音”だと思います。
“音”については後程ご説明しますが、5帖サイズの寝室で使うには正直うるさいです。
風量を下げれば良いですが、それだと冷暖房機器として機能せず意味がありません。
5、6帖のサイズの寝室であれば、エアコンかその他ヒーターの使用をお勧めします。
残念ながら寝室向きではありません。
エアコン無し6帖の和室
この部屋は書斎として使用しています。
真冬はちょっと物足りなさを感じましたが、6帖サイズの部屋であれば、dysonだけで寒さ・暑さを凌ぐことが可能です。
ただdysonの公式で謳っている、8帖サイズだと正直厳しいと思います。
6帖サイズが限界かと。
密閉された空間で冷暖気が逃げ難い部屋なら別ですが。
エアコン有り12帖(約)リビングダイニングの部屋
“エアコンで全体を温め(冷やし)、dysonでピンポイントを温める(冷やす)という使い方がベストだと思います。
当然、部屋のサイズがdysonの性能をオーバーしているので、dyson一台だけでは物足りませんがエアコンで行き届かない場所をdysonがカバーしてくれるのでとても重宝しました。
空気清浄機能
dyson公式情報によると、清浄に要する時間は、
23帖スペースで60分
とされています。
が、正直なところ、スマートフォンで空気情報が可視化されている“linkモデル”でない限り実際のところは分かりません。
ただ購入前よりも花粉症が治まっている!?とポジティブに感じています。
空気清浄の機能を重視されたい方は、linkモデルの購入をお勧めします。
ワイドモード・フォーカスモード
一点集中で風を送るかワイド方向に風を送るか選べます。
正直ワイドモードだといくら風量を上げても温かさや涼しさを感じる事を僕は出来ませんでした。
ファンのようにエアコンと併用して、風をかき混ぜるような使い方であればありですが、単体としては力不足感が否めません。
単体で使う場合は、フォーカスモードにして直接風が体に届くようにして使うと効果的です。
長時間当たりすぎるととても乾燥しますが…
そんな時は首振りモードを併用してください。
扇風機と一緒です!
コードの長さ
コードの長さは1.8mと十分にあるので、置き場所を選びません。
これは個人的にかなりGOODポイントです。
重さはさほどないので持ち運びは楽です。
好きな時に好きな場所に動かすことが出来ます。
コードが短いと結局コンセントの近くでしか使用できなかったので、このコードの長さはかなりありがたいです。
風量
1から10段階まで選択できます。
通常運転で4、5段階くらいがちょうど良いと感じています。
それ以下だと単体の場合、あまり効果を感じられませんし、それ以上だと音が気になり始めます。
音
風量を上げるとそれに伴い、音の大きさも上がっていきます。
涼風モード 最小27,4db 最大48,6db
温風モード 最小29,8db 最大38,4db
騒音値の目安
参考情報 日本騒音調査 ソーチョーより
適度な風量である4,5程度の風量で使用している限り音が気になる事はないです。
ただ寝室や勉強部屋などで音に敏感になる部屋ではあまりお勧めできません。
小さな音であれ、やはり風が出る音(サーという音)はするので、気になる方は気になると思います。
リビングなどで人通りが多く、テレビの音や雑音で音が紛れる部屋であれば気になるレベルではありません。
実際リビングに置いていますが、風量を6以上に上げても僕はそんなに気になる事はないです。
首振りモード
ワイドモードで首振りしても(?)という感じですが、
フォーカスモードにして首振りを使うとより効果的に空気をかき混ぜ部屋をより温かく涼しくすることが出来ます。
上下角度調整
前後に上向き下向きに調整する事が出来ます。
しかし、製品そもそもの高さがないので角度を調整しても椅子などに座っている場合、風が足元にしかきません。
床に直接座る事が多い家庭や布団を敷いて休む方にはそのままの使用で良いですが、テーブルやベッドで生活している家庭にとっては高さが足りません。
棚の上に置くか、何か台の上において使用することをお勧めします。
出典元:https://www.currys.co.uk/
価格
定価は先ほどもご紹介したように60,537円とかなり高額です。
ただ買う場所を選べば、5万円程度で購入可能です。
オススメは断然Amazonです。
安い上にAmazonマスターカードを使えばポイントも貯まります!
家電量販店も値下げ交渉はできますが、その場合ポイントがつかなくなる場合が多いので、購入前に確認が必要です!
linkモデルも6万円程度で購入可能です!
ランニングコスト
ここが一番気になるポイントではないでしょうか。
dysonの公式情報によるとpure hot + coolの消費電力は、
温風モード 1,200w
となっています。
基本的に1wの電気代/1時間は0.027円と言われています。
それを基に他の電化製品と価格を比べてみます。
まずは涼風モード
最大で1,053円/1時間
これは果たして高いのか安いのか比べるために、うちの押入れで眠っていた扇風機を長い眠りから覚ましてみました。
National製扇風機(03年物)
最小で39w 最大で46wでした!
金額に換算する必要もありませんね!
hot + cool の最大値が扇風機の最小値である事が判明しました!
(ただうちの扇風機は古いので、最新のモデルはもっと消費電力は低くなっているかも知れませんが…)
温風モード
問題はこちらですね…
1200wは高いのか低いのか。
まずは金額に換算します。
1時間使用した場合、約32,4円となります。
12時間使用すると、3,888円
それを30日間使い続けると、11,664円まで上がります。
暖房消費電力 標準時 380w 低温時 900w
!?
何とエアコンの方が消費電力が低い事が判明しました。
一般的にエアコンは使用開始時がパワーを使うので最大まで上がりますが、それ以降は消費電力は下がります。
例えフルパワー電力900wを使い続けたとしても、
1時間使用した場合、約24,3円となります。
12時間使用すると、291,6円
それを30日間使い続けると、8,748円です。
(実際の消費電力は下がるのでもっと安くなるはずです。)
フルパワーで使い続けても”エアコンの方が安い”です。
ちなみに一般的な電気ストーブの場合、
最大1000w 中 650w 弱 350w程度です。
断トツでランニングコストは高いですね。
ただ、空気清浄機も付いている事をお忘れなく!
他ブランドの空気清浄機を見てみると、
最大で50〜90w程度 10w程度 5w程度
他の清浄機のフルパワーも搭載して1200wであればまだ許せるのではないでしょうか。
それでも一番高いですが…。
安全面
小さいお子さんがいる過程では重宝されるはずです。
扇風機に手を突っ込んで怪我をする心配も、灯油ストーブのように火事の恐れはありません。
万が一お子さんが倒してしまっても、自動で電源が止まるようになっています。
掃除
これはとても楽チンです。
扇風機のようにカバーを取り、羽を外して絡まった埃を取るなど、お手入れの面倒は一切かかりません。
表面を拭く程度で普段の手入れは終わるので非常に楽です。
空気洗浄用のフィルターユニット交換の目安は、dysonの公式情報によると1日12時間使用の場合で約1年となります。
僕の場合、ほぼ家にいないので使ったとしても1日2時間程度です。
まだまだ交換の必要はなさそうです。
リモコン
基本的な操作は全てリモコンで行います。
電源ON/OFF
凉・温風の切り替え
温度調整
風量調整
切るタイマー(15分から9時間後まで設定可能)
フォーカスモード/ワイドモード切り替え
首振りON/OFF
僕が感動した点は、リモコンが磁石になっておりhot+coolの頭にくっつけられる事です!
そんな事か!と思われる方が多いかもしれませんが、僕はいつもエアコンやテレビのリモコンを見失うので、その心配がなくなり嬉しく思っています。(笑)
こういうちょっとした気遣いが嬉しいものです。
保障とサポート
dysonのどの製品も2年保証が付いています。
一つ一つの製品にシリアルナンバーが付いており、トラブルや修理に迅速に対応してもらえます。
また修理に出した場合、回収から返却まで72時間以内で行ってくれます。
Web上で自身のシリアルナンバーを登録して、管理できるシステムになっています。
個人的に紙ベースの管理ではなく、データで管理してもらえるという点がたまりません!!
まとめ
・風量パワーを上げるとその分音が気になる
・実用性を求めるのであれば、そもそもdyson製品はお勧め出来ない
・冷房機・暖房機・空気清浄機三役を一台でまとめられる
・エアコンのサポート役としては便利
・ランニングコストを考えて購入してはならない
・デザインに惚れたら買うべし
お勧めの使い方は、めちゃくちゃ寒い!暑い!という時にエアコンとの併用。
普段は弱〜中風でゆるく冷やす温めるという使い方がベストかと。
dyson単体で使う事を考えているのであれば、残念ながら他の冷暖房機器が良いです。
またエアコンだけで事足りるのであれば必要ないアイテムです。エアコン単体で使用したほうが電気代は安いですし。
最初から“電気代が気になる!!”という方は購入はやめましょう。
僕のようにデザインやフォルムに惹かれ、既存の冷暖器具プラスαで使用したいという方には超絶お勧めできる製品だと思います。
置いてあるだけでテンション上がります!
それではまた
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