元アパレル営業がアパレル営業の仕事内容・給与を徹底解説!

こんにちは!

エルバスです。

アパレル業界で内勤の仕事をしたいと思った際、情報があまりにも少ないと感じた事がありませんか?
調べても、販売職の情報ばかりで本社勤務のリアルな仕事内容や給与、転職などの情報はとても少ないです。

事前に情報があれば、就職活動の事前準備に役立ちますし、会社を選ぶ基準にもなります。

実際、僕が新卒でアパレル業界を目指した時も、転職を考えた時も『どんな仕事をしているのか』『どれくらい給料をもらえるのか』『多忙って聞くけど実際どうなの?』『福利厚生はどうなの?』など疑問ばかりで、採用活動がとても不安でした。

なんとか新卒でアパレル営業として入る事ができましたが、入ってから考えていた世界とまるで違う事を理解しました。

世間では華やかな世界と言われますが、そんな事はありません。
ゴリゴリの体育会系の世界です。

僕は、アパレル業界に新卒で入り、国産ブランドの営業経て、外資系インポートブランド、ラグジュアリーブランドを渡り歩き、10年近くアパレルの世界に身を置きました。

転職の度に苦労しましたが、国産ブランド・外資インポートブランド・ラグジュアリーブランドを経験した事により、それぞれ『どんな仕事を行うのか』『給与・福利厚生はどうなのか』などの知識、また転職する為のテクニックを身につけました。

自分が困った分、この情報がこれからアパレル業界を目指す方に参考になればと思います。

アパレル営業の仕事内容

アパレル営業は大きく分けて、直営店担当のリテール営業と卸先担当のホールセール営業の2つ分かれます。

エルバス
僕はリテールメインで仕事をしてきたので、リテール営業についての内容となります。

また、ドメスティック(国産)ブランドとインポート(外資)ブランドでも営業の役割は少し変わりますので、それぞれ分けてお話しします。

ドメスティック企業の営業の仕事

まずはドメスティックのアパレル営業の仕事についてご紹介します。

ドメスティックのアパレル営業の仕事
・直営店の予算作成からそれに基づいた売上計画・売上進捗管理
・ショップスタッフのコンディション管理・人員配置の検討・トレーニング・採用
・取引先(百貨店やファッションビルなどのマネージャーやバイヤー)との折衝

がメインの仕事になります。

その他細かい仕事を挙げると、

・売上補填のためのイベントやポップアップストアの立案から設営
・スタッフの欠員があれば販売応援
・新店オープンの際のスタッフ採用、設営、(退店の際は、撤収作業まで)
・販促活動(DM・POP・ぺら作成)

このようにアパレル営業の仕事を挙げるときりがありません。

売上管理や取引先との交渉の為の資料作りなどでデスクワークも多い他、店舗状況を常に把握していなければならないので、店舗に足を運び店舗環境の確認とスタッフとのミーティングなどを頻繁に行います。

全国に店舗があるので出張も多いです。

ドメスティック企業の場合、他職種を兼務する事も

大手や外資系企業の場合は、職種ごとに役割が明確に別れています。一方ドメスティックの中小のアパレルブランドの場合、他職種を兼務する場合があります。

僕が新卒で入った会社がまさにそうでした。

営業が、MD(マーチャンダイザー)・DB(ディストリビューター)・VMD(ヴィジュアルマーチャンダイザー)を兼務していました。

補足

ざっくりですが、各部署の役割をまとめておきます。

MD:マーケットやトレンドの分析、商品企画・販売計画、予算・売り上げ管理

DB:商品の振り分け

VMD:ブランドコンセプト・シーズンコンセプトに沿ったディスプレイを作り

加えて、冒頭でお伝えしたホールセール(卸店)の管理と、ECサイトの管理までも行っていました。

このようにドメスティックのリテール営業の仕事はかなり多いです。
終電を逃し、会社で寝泊まりなどは日常茶飯事でした。

世間一般ではアパレルは華やかな世界と思われていますが、実際は仕事内容が多岐に渡り、アパレル営業が日の目に出る事はほとんどありません。

言ってしまえば、『何でも屋』がドメスティックのアパレル営業の役割です。

インポート企業の営業の仕事

基本的な仕事はドメスティックのアパレル営業と同じですが、ドメスティックの営業と一番の違いは、役割が明確な事です。

インポート企業の営業が強く求められる役割は、『店舗管理』と『百貨店との折衝』です

他の職種を兼務するような事はあり得ません。

ドメスティック企業の仕事に比べれば一見楽そうですが、そんな事はありません。

 

自分の役割が明確な以上、徹底的に仕事を追求し、結果を求められます。

正直、ドメスティックの企業にいた頃は、やる事が多すぎて営業が本来一番力を入れるべき”店舗管理”まで手が回らないのが現状でした。

しかし、インポート企業に転職してからは、売上をいかに伸ばす事だけを考えるようになりました。

インポート企業の場合、基本的に全て本国の指示通りに動きます。
その為、日本法人が求められるのは“売る”こと。その為、最も強化すべきは”販売力”です。

それはイコール店舗スタッフを大事にするという事です。
経験上、ドメスティック企業よりも、インポート企業のアパレルブランドの方が、店舗スタッフを大事に扱う傾向があります。(給与水準も国産のアパレル販売員に比べて高いのはそういった理由でもあります。)

その為、インポート企業のアパレル営業は、店舗が上手く機能するように、
ヒト(スタッフ)・モノ(商品)・ウツワ(店舗環境)の状態を常に意識しコンディションを整えるよう努めます。日々店舗の状況を確認し、把握していなければなりません。

インポート企業の営業仕事

・スタッフのコンディション維持から人員配置

・スタッフの採用、トレーニング

・店舗の好ロケーション確保(取引先と交渉)

・設備・什器・備品など管理と維持。

・売れ筋商品の在庫確保

・売上を上げる為の施策の考案

ドメスティック企業と内容はほぼ同じですが、これを徹底的に掘り下げます。

店舗にまつわる事は、担当の営業が全て対応し、スタッフが販売に集中出来るように環境を整えます。

常にショップで起きている事を把握し、『お客様が居心地良く買い物ができるように』『スタッフがベストコンディションで販売ができるように』を心がけ営業が店舗環境を整えます。

スタッフを大事にし過ぎると…

スタッフを大事にする事はとても良い事ですが、それは一方で、営業に対しての甘えや依存度を高くしてしまうマイナス要因が生まれます。結果、自分達で解決できるような事もオフィスの終業時間が過ぎていようが、休日だろうがお構いなしに連絡してきます。

休日に外出している際に電話が鳴り、お店に急行なんてケースは日常茶飯事です。ドメスティック企業でもスタッフの対応に追われることは多かったですが、インポート企業は比ではありません。

4年間在籍している中で、2連休以上の連休を取れたことがなかったほどです。

ドメスティック・インポート企業のメリット・デメリット

それぞれにメリット・デメリットがあります。

自分がどのようなアパレル営業になりたいかを考え、選んでください。

ドメスティック企業のメリット・デメリット

ドメスティック企業の場合、MDやDB、VMDと多くの事を経験出来るので知識、そしてスキルが身につきます。同じドメスティック企業に転職する場合、営業職でなくてもジョブチェンジが可能となります。

また、アパレル業界から離れてもここでの経験は必ず役に立ちます。

一方で、手を広げ過ぎてしまうので、器用貧乏になります。

本来のアパレル営業としてはスキル不足が否めません。実際、ドメスティック企業からインポート企業に転職してそれを痛感しました。インポート企業では高い専門性が求められ、多くの事が出来てもあまり評価してもらえません。

インポート企業のメリット・デメリット

インポート企業の場合は、エキスパートになる事を求められるので、”アパレル営業”としての本来の力が身につきます。

エキスパートになれば大手のラグジュアリーブランドにも就職しやすくなります。

実際僕は、ドメスティック企業からラグジュアリーブランドへ転職しようとした際は、全く相手にしてもらえませんでした。その為、まずはインポートブランドで”営業”としてのスキルを高めました。

その結果、大手ラグジュアリーブランドからも内定をもらう事が出来ました。

同じアパレルでもドメスティックブランドとラグジュアリーブランドではジャンルが大きく異なります。

一方、エキスパートであっても所詮アパレル営業のエキスパートでしかないので、他業種へ転職する際ハードルが高くなります。

アパレル営業の仕事内容はとても特殊なので、他の営業職とは仕事内容が大きく異なります。

エルバス
個人的には、ドメスティック企業から始めた方が応用力が身に付き、今後人生に役立ちますので、まずはドメスティック営業からキャリアをスタートさせる事をお勧めします!

アパレル営業の給与

アパレル営業の平均年収は、世代別で

アパレルの平均年収

20代後半で約300万円前半台
30代前半で約300万後半台
30代後半で450万程度

参照:クリーデンス

となっており、アパレル営業の全世代での平均年収はおよそ400万台となっています。

一般的な平均年収より多少低いくらいです。
もちろん企業によって、給与水準は異なりますので、あくまで参考値として見て下さい。

インポート企業の方が給与水準は高い傾向

僕が20代前半で勤めていたドメスティック企業での年収は300万後半でした。

20代後半で転職したインポート企業(ハイブランドではありませんが、ある程度有名な外資系企業)での年収は400万+インセンティブで450万程度まで上がりました。

アパレルの平均年収と比べれば、インポート企業は確かに高い水準でした。

そして更に3社目のラグジュアリーブランドでは、一気に上がり600万程度でした。

エルバス
アパレル業界でキャリアアップを目指すのであれば、外資系に進む事をお勧めします!

ただ、外資系によくあるインセンティブは要注意

アパレル業界は、“流行”に大きく左右される業界です。
流行にあった商品であれば、接客をしなくても簡単に物が売れて行く時代です。

流行から外れた場合、インセンティブはすぐになくなります。僕が2社目に勤めた企業も一時期業績が悪化しインセンティブが支給されなかった年もあります。

ファストファッション企業のように、流行に合わせて即座に製品化できる企業であれば、時代の流れに対応できますが、インポートブランドはシーズンを通して方向性が決まっているので、そう簡単に商品構成を変える事は出来ません。

その上、デザイナーズブランドとしてのプライドがあるので、流行に乗っかる事もしません。乗っかってしまえば、一時期は売れるかもしれませんが、ブランド価値は下がり、ファストファッションと変わりなくなります。

このようにインポートブランドは流行に上手くはまっていれば、売上を作ることが出来ますが、一旦流行から外れてしまうともう見向きもされなくなってしまいます。

どこのインポートブランドも大抵インセンティブ制度はありますが、売れなくなった途端インセンティブがなくなります。

逆に言えば、業績が良い時の見返りはとても大きいですが。

いずれにせよ、インセンティブは安定しないので頼りにせず、しっかりとベースの給与を高く提示してもらうことが大事です。

まとめ

アパレル業界をこれから目指す方にとってこの情報が役立てば幸いです!

もしその他にも聞きたい・知りたい事があればなんでも分かる範囲でなんでもお答えしますので、コメントください!

これからアパレル業界を目指す方であれば、取り扱い求人数が圧倒的に多い上、エージェントが皆新鮮で丁寧な対応をしてくれるクリーデンスの利用は必須です!
僕も初めての転職の際は利用しました。

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こんにちは。 エルバスです。 今までアパレル業界を長年身を置き、時間を優先するため全く異なる業種転職しました。 そこで生まれた時間を使い、興味あることに色々チャレンジしています。 このブログでは、今までの経験と今チャレンジしている事の実体験をもとにしたストーリーをご紹介できればと思っています。 クラウドソーシングのことブログのことファッションのことガーデニングのこと料理のことなど様々な情報をお届けします。